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2022年最新【節分に豆まきで鬼退治?】意味や由来をシンプルに解説!!

儀式

2021年は、なんと節分が2月3日では有りませんでした。37年前の節分が2月4日でしたが、「2021年は124年ぶりの2月2日」でした!

「節分は2月3日」と多くの人は思っていますが、たまに2月4日や2日になるんです!

中国では、節分よりも西暦での年末年始よりも、中国の旧正月(春節)での年末年始を盛大に祝います。

実は、日本でも1月1日の元旦以外でも、「もう1度」年が明ける儀式をしているのです!!

日本では、いつの間にか旧暦の新年を祝わなくなりましたが、「節分」は今でも日本の年間行事(イベント)ですね!!

「節分と新年はどういう関係なの?」って疑問に思われたかもしれません。

また、こちらを検索されたあなたは「なぜ節分に豆まきして鬼退治をするようになったの?」「そのポイントは?」をお知りになられたいと思います。

節分での儀式は、時代と共に少しづつ形が変われど、昔から引き継がれている日本独特の風習です。

 

節分の由来や意味を知れば、節分をより有意義に過ごして楽しめるようになります。

そこで、節分の由来や意味、節分と豆まきのポイントとマンションでの注意点までを簡潔に解説します!!




 

節分の意味

節分の意味については、いくつかの補足説明をすることで分かりやすくなるので、そちらからご紹介して参ります。

「立春」とは?

現代の日本では、西暦のカレンダーの大晦日から1月1日元旦にかけてカウントダウンを行います。

中国では「春節」として、旧暦の新年を祝います。

日本が西暦に変わったのは明治時代ですので、それまでは、中国と同じように「日本の旧暦」で新年を祝っていたのです。

 

「立春」は新しい1年の始まりなんです。

そういえば、正月に「迎春」とか「新春」という言葉を使いますよね?!

どちらも「新年」を意味する言葉です。いまでは、それほど注目されていない「立春」ですが、「この日から暦では春」なので、1年の始まりなのです。

 

四柱推命など日本に旧来から有る占いなどは、簡単に説明すれば、1年の始まりは立春(2月4日頃)頃からとなっています。

節分とは、必ず立春の前日。

節分は「立春(毎年2月4日前後)の必ず前日」なのです!

2021年は立春が2月3日なので節分は2月2日でした。

えっ、節分って2月3日じゃないの?

2021年は閏年の翌年なので節分は2月2日なのです

(2021年~2057年の間の閏年の翌年は2月2日が節分、それ以外の年は2月3日が節分)

実は、暦の上では「立春」から春がスタートします。

現在でも日本の占いでは「2月初旬の立春の日から1年が始まる」とも考えられています。

その前日が節分ですので、「日本での、もう一つの大晦日」となります。

実は、「中国の春節=日本の旧正月」と「立春」とは日程が異なります。

簡単に言うと、旧正月は旧暦から導き出します。

旧暦は、月(moon)の満ち欠けの暦ですので新月(new moon)から毎月の1日が始まります。

立春は太陽の周期から導き出すので月の満ち欠けとはズレていきます。

だから、立春=旧暦の新年とは滅多にならないのです。

※旧暦と新暦の日程の違いなどの解説は下記をご参照ください。

👉「旧正月と立春の違いや意味?旧暦と新暦の違いは?」

節分は実は年に4回有ります。

文字通り「節を分ける日」であります。

「季節を分ける日」なので、1年に4回有ります。

「立春・立夏・立秋・立冬」この4日は「季節が立つ日=季節が変わる日」で、暦の上で季節が変わります。

その前日が「季節を分ける日=節分」なのです。

 

節分の中でも、最も大事なのが、立春前日の節分です。なんといっても、新しい春(1年)の幕開けの前日=大晦日ですから当然です!!

寒さの厳しい冬から、やっと春に変わり次第に温かくなるので、昔の人は立春を心待ちしていたに違いありません。

 

そうなんです、

節分とは春を迎える大事な日なので、儀式(セレモニー)を行います




 

節分の豆まきの由来と意味

節分には豆まきをする人が多いと思います。儀式の1つが「豆まき」です。

いつから始まったか調べますと、寺社では室町時代、一般家庭では江戸時代から始まったようです。

節分とは、季節の変わり目でしたね?!

 

季節の変わり目周辺では、体調を崩す人が多いのは、今も昔も同じです。

「体調を崩す=病気に掛かる・邪気に掛かる」ことですので、目に見えない「邪気=もののけ(物の怪)=鬼や魔物=厄災」が現れていると考えられたようです。

 

特に新春へと変わる大晦日の節分は、1年の最終日だけあって、邪気=魔物が出易いと考えらていました。

そこで、「新春を迎えるための邪気払い」として「節分の豆まき」が行われるようになりました。

 

ところで、邪気とは「人に害を与えようとする心・もののけ・病気を起こす悪い気」と辞書にあります。

☞「無邪気」はここから来ているのですね!!

「人に害を与えようとしない純粋な心」の事です。

 

節分には「なぜ豆で鬼退治?」

「1年の最終日の大晦日に邪気払いをして、心機一転、新しい1年を迎えてより良く過ごす」。こんな願いを込めて、「邪気払い=鬼退治」をする訳です。

 

では、なぜ、豆で鬼退治ができるのか?

日本では穀物には霊力が宿っていて邪気を払う力が有り、大豆は穀物の中でも大きいので、パワーが大きいと考えられました。

昔話では「京都の鞍馬山の鬼が京の都に出てきて街を荒らすので、豆(大豆)を鬼の目に投げつけて災厄から逃れた」という伝説が有ったようです。

そこで「大豆で鬼退治」となったとのこと。そして、日本各地に広まったようです。

 

また、豆を使うのは「魔を滅する=魔滅=まめ=豆」という語呂合わせでも有ります。

日本の文化は、けっこう「語呂合わせ好き」なんです。

 

「豆で魔の目を狙って魔を滅する」。そこで、鬼や邪気に向かって大豆を投げつける訳です。

 

「鬼は外、福は内」という掛け声と共に豆をまく。

鬼役は居ても居なくても大丈夫です。

「鬼=魔物=物の怪=邪気=病気を起こす悪い気」は、目に見えない不気味な存在でもあるので、見えない存在に投げつければ良いのです。

 

「豆は煎り(いり)大豆」を使う

豆を「いる:煎る(炒る)」のも、「語呂合わせ」です。

「魔目を射る:いる」に繋がっています。

「射る」は弓で矢を放ち目的物に命中させることです。

また、煎る(炒る)ことで火が入るので、撒いた豆から芽が出ることは有りません。

昔は道も土地も、コンクリートやアスファルトでは無かったので、撒いた豆から芽が出ると摘むのは面倒だったと思います。

そこで、悪い芽が出ないようにという意味合いも有って、煎るようになったようです。

 

豆まきの意味は?

鬼退治の豆まき。

意味合いは、「邪気=魔物=鬼」を退治して、新しい1年を快適に有意義に迎える(過ごす)ための儀式(イベント)です。

 

豆を撒く人は「家長=その家の主」か家長がまだ帰って来ていない場合は「家長に次ぐ人」が最適です。

もしくは、その年の当たり年の人(年男とか年女とも言います)や「厄除け・厄払い」の意味で厄年の人が撒いても良いです。

 

*「当たり年・年男・年女」とは、その年の干支(えと)の人です。

満12歳・24歳・36歳・48歳・60歳(還暦)・・・と12年ごとに訪れます。




 

豆まきの準備

豆を撒く準備として、煎り豆(煎った大豆)を、出来れば大きめの枡に入れて神棚か家の南側の高いところにお祀りしましょう。

そうすることで、大豆の霊力がアップされ邪気を払う力も増すようです。

 

豆まきのやり方

奥の部屋(玄関から遠いところ)から玄関に向かって撒いていきます。

掛け声は参加している皆で「鬼は外、福は内」と言います。

 

窓でも撒いていきます。窓は開けている状態で「鬼は外、福は内」と声を掛けてから豆をまき、窓はすぐに閉めます。

 

最近では、マンションが増えていますから、マンション事情もあります。

マンションの場合は「共益スペース(廊下など)には豆を撒かないように」「ベランダで豆を撒く際は少なめに(排水管の詰まりや衛生面のため)」「夜遅くは近所迷惑なので豆まきはNG(21時までが無難)」といった形でご近所には迷惑の掛からないように注意です。

 

☞窓から外に撒けない・玄関から外(廊下)に撒けない場合は、「エアー豆まき」で撒いた動きに合わせて掛け声をしてもOKです!

エアーだけじゃ物足りない方は、窓や玄関の内側に、煎り豆を固めて置いてお供えすれば、魔除け・厄除けになります。

 

絶対にこうしなければ…といった厳しい儀式ではなく、心機一転な気持ちで新しい新年を迎えるための儀式です。

 

一人暮らしをされて方は、仕事などで帰りが遅くなって、節分に豆まきが出来なければ、翌日にでも週末にでも、豆まきをしても良いです。

節分の日にしなければ意味が無い訳ではなく、自分や家から邪気を払うことが目的なので、節分の日以外でも行う意味は有ります。

 

ただし、何をするにしても、近所や周囲の迷惑にならないように気を付けましょう。

 

掛け声は、地域などによって違いも有ります。

例えば、「苗字に鬼」の付く家系では代々「鬼は内、福も内」というところが有ったり、大昔に九鬼家が領主をしていた地域でも同じような掛け声をしたりと、地域性が有るのも面白いところですね。

 

豆まきの後は、豆を食べる(体に入れて霊力アップ)。

「節分の時の自分の年齢の数+1」の煎り豆を食べます。

その意味は、明日から新しい1年が始まるので、「新しい年に自分が成る年齢」の数の豆を体に入れて、「厄払いと新しい年の厄除け」(邪気払いと邪気除け)をするからです。

 

撒いた豆を拾っても良し、拾わずに新しい煎り豆を食べても良し。

 

「節分の時の年齢+1」がたくさんで、そんなに豆を食べれない場合は、豆をお茶に入れて「福茶」にして飲んでも良いのです。

調べると「お茶に3粒の豆を入れる」と書いていたりもしますが、3粒にこだわる必要は有りません。梅干しを入れてもOKです。

*お茶に入れた後の豆は、お茶を含んで柔らかくなって美味しいので、捨てるのは勿体ない!それを食べてもOKです。

*拾った豆や残った豆は、ご飯を炊くときに一緒に入れて「大豆入りごはん」にしても美味しいです!!

 

細かいことを気にしすぎる必要は有りません。

これまでの説明で、節分の日の意味とこの儀式の意味が分かっていればOKです。

要は、「家や自分の邪気を払って新しい新年を迎える」ための儀式なのですから!!

 

地方によっては、「殻に入ったままの落花生」を使う場合も有る。

風習ですから、地域によって違いが有ったり、時代とともに変化したりします。

煎った大豆の代わりに、落花生を使う地域もあるようです。この場合は、新年での自分の年齢の数の豆を食べる際には、殻を割った豆の数を数えればOKです。

ちなみに、お茶にする場合は、落花生茶でもOKです。落花生ご飯も美味しそうですね。(私はどちらもまだ試したことは有りません)




 

節分の豆まきは新年のカウントダウンの儀式

1年の邪気を追い払い、心機一転、新しい年を迎える準備の儀式です。

「鬼は外、福は内」という掛け声は、カウントダウンのようなものですね。(意味合いが少し違うのでしょうが、分かりやすく表現してみました…)

 

年末の大掃除をして、豆まきをする。(翌朝にまた豆掃除しなければなりませんが…)

良き1年を迎えるために昔の人々は心を込めて行っていたのだと考えます。

 

別に、家だけでする必要は有りません。

家でなくとも外出先で豆まきをしても良いのです。

自分の中の邪気を追い払い福を招くために、自分に豆をぶつけながら「鬼は外、福は内」とおまじないをしてみてはいかがですか?カップルの場合は、豆を相手に投げつけての「鬼は外、福は内」。

※周囲の迷惑にならないように気を付けてください。

今年の節分と立春。

新しい春(新春=新たな1年)を過ごすに当たり、「目に見えない邪気を追い払い、福を招く」

気分を改めて、「迎春」。

新しい1年をお迎えください。

 

☟豆まき以外の節分の楽しみ方はこちら☟

「節分から立春へ。豆まき以外もあります!!楽しみ方や過ごし方」

 

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