【お葬式の種類とは?】一般葬・家族葬・直葬・一日葬など、種類や意味を解説

お葬式と法事

考えたくない不吉な出来事だったお葬式は、高齢化社会で考えたほうが良い環境に変わっています。そして、個性の時代と合理的な考え方で、さまざまなスタイルが生まれています。

ニュースや雑誌などで、「直葬」や「一日葬」が取り上げられたりしますが、家族葬との違いやお葬式の種類は、どうなっているのでしょうか?

そこで、一般葬や家族葬、そして直葬や一日葬(1日葬=ワンデイ葬)などの違いを簡単に解説します。




最近の葬儀スタイル

大きく分けると3種類です

3分類

A,社葬・団体葬

文字通り、会社や団体が主となって故人の葬儀を行います。会社や団体の創業者や功労者の場合、このスタイルで行われる場合があります。

B,一般葬

家族葬というスタイルが出現して、それまでの一般的なお葬式のスタイルと家族葬との区別のために「一般葬」と呼ばれるようになりました。

C,家族葬

文字からすると「家族だけでするお葬式」スタイルですが、家族の範囲の定義は難しいので、「家族中心で、遺族が参列の範囲を限定する葬儀」スタイルとなります。

 

さらに分けると9種類

9分類

A,社葬・団体葬

①社葬・団体葬

主(喪主=この場合は「施主」)が会社や団体の葬儀スタイル。ということは、本来の喪主(遺族)は参列する側(葬儀を行ってもらう側)になります。こういう立場の違いを考慮して、下記の「合同葬」が有ります。

②お別れ会・偲ぶ会

→交際範囲の広かった人が亡くなられた場合は、下記の一般葬でも家族葬でも、参列できなかった方々がたくさんいらっしゃることが多くなります。そこで、ご遺族や故人の意向で、お葬式が終わって少し落ち着いてから、この「お別れ会や偲ぶ会」をされる場合があります。たいていは、仏式では49日(満中陰)法要までに開催するか、場合によっては49日法要と合わせて行われたりもします。また、このスタイルを上記の「社葬・団体葬」として行われる場合も有ります。(このケースでは「社葬・団体葬=お別れ会・偲ぶ会」という位置づけになります)

③合同葬

→会社や団体の創業者や功労者を、遺族と会社(団体)との並立でお葬式を行うスタイルです。このスタイルでは、葬儀の主体は、「遺族(喪主)」と「会社や団体(施主)」となり、どちらも前面に出て葬儀を執り行うこととなります。*下記の一般葬の場合は、喪主=施主=遺族であり、所属していた会社や団体は「参列側」となります。

 

B,一般葬

④一般葬

→喪主(遺族)が施主となって、故人や遺族に縁が有って葬儀に来れる方々

には誰でも参列して頂くスタイル。





C,家族葬

⑤家族葬

遺族が参列者の範囲を限定するスタイル。高齢化が進み、・故人に縁の有る方々の多数が既に亡くなられていたり高齢で参列できない、・核家族化で近所づきあいがほぼ無い、・遺族の事は知っているが故人の事は知らない、などの理由で、最近は「家族葬」のスタイルが一般的になっています。

⑥1日葬(一日葬儀・ワンデイ葬儀・ワンデー葬)

→分類は「家族葬」になります。通夜を行わず、葬儀告別式のみを行います。従来からのしきたりでは、通夜を行い、翌日に告別式(正式には、葬儀告別式)を行って火葬する流れ。文字通り、1日で儀式を行うスタイル。「お布施」の金額設定は、少なくなる場合が多いです。

⑦直葬

→「ちょくそう」と読む場合が多いです。イメージ的には、「亡くなられて直接に火葬場に向かう」と想像してしまいますが、こちらは、文字通りではありません。亡くなられた場所が病院や医療介護施設の場合は、いったんどちらかで安置して、火葬場に向かう場合がほとんどです。亡くなられてから24時間は法律上で火葬できないので、すぐに火葬場へは行けないのです。

ところで、直葬の定義は、決めにくいのが現状です。上記の家族葬や1日葬との違いがハッキリしないケースも多いからです。例えば、通夜も葬儀告別式も行ったり・葬儀告別式だけを行ったりでお寺さんが来られる場合も有ります。もちろん、宗教者が来られない場合も有ります。

強いて定義をするなら、「限られた家族や身内だけで、いわゆる祭壇を飾らずにお別れの儀式を行う」スタイルです。

⑧密葬

→字を見ると「秘密に葬儀を行う」ように勘違いをしがちです。密葬とは、本来は、上記の「社葬・団体葬やお別れ会・偲ぶ会」に繋がるスタイルなのです。交際範囲が広い方々は、まず密葬をして、その後に少し落ち着いてから「本葬」を行う場合が有りますということは、本葬が、社葬・団体葬やお別れ会・偲ぶ会の位置づけで有ったりします。ところが、「本葬は儀式」・「お別れ会や偲ぶ会は集まる会」の意味合いが強いので、ご遺族の意向で、「本葬」か「お別れ会・偲ぶ会」か、どちらのスタイルを選ばれるかは違ってきます。

 

⑨葬祭扶助葬

故人もご遺族も生活保護を受けられていたり、もしくは、お身内の方がどなたもいらっしゃらない場合の葬儀スタイルです。

*☟家族葬の事をもう少し詳しく知りたい場合は☟

「家族葬とは?メリット・デメリットは?」をご覧ください。




最近の傾向:直葬や1日葬、式中初七日など

直葬(ちょくそう)やワンデイ葬(一日葬)が出現。

また、繰り上げ初七日も主流。→式中初七日も出現。

合理的な考えが進んでいます。

良い部分と、個人的には「?」なところが有りますが、葬儀業界がこの流れを作った訳ではありません。時代の流れ・時代のニーズが、反映されての結果です。

 

家族葬という言葉が出だした頃、家族葬の意味や主旨が分からない人も多かったので、「〇〇さんの親が亡くなったらしいよ。家族葬でするって聞いたけど、お参りに行く?」って、あちこちで耳にしたことを覚えています。

葬儀業界人の私は「間接的に人からお葬式の情報を聞いて、それも家族葬って言われたならお参りに行かないほうが良いのに・・・」って思いました。

当時は家族葬の意味が浸透していなかったのです。しかし、最近の都市部では家族葬が8割以上の当たり前のスタイルになっていますので、「家族葬の場合にどうしても参列したい時は遺族に尋ねる」認識が浸透しています。

葬儀の流れも変わってきています

以前の葬儀の流れは、仏式で説明すると下記の通りでした。(地域によって違いはあります)

逝去→自宅か安置場所に搬送→安置→お寺さんによって「枕経」→「納棺」→「通夜」→翌日に「葬儀告別式」→出棺→火葬→お骨上げ(収骨)→還骨の儀式→7日毎のお参り(初七日・2七日・3七日・4七日・5七日・6七日)→7七日=49日(満中陰)法要

今では、「1日葬という通夜を行わないスタイル」も選択できます。

また、繰り上げ初七日や式中初七日も一般的になっています。

「繰り上げ初七日」は、本来は亡くなられて七日目に法要を行うところを、お葬式が終わってから数日後に再度身内が集まりにくい現代社会なので、お葬式が終わった当日に(まだ7日目ではないが)法要をすることです。

「式中初七日」が最近では増えています。「告別式後に引き続き初七日法要(式中初七日)をしてから火葬場にて火葬」という流れです。火葬の前に初七日法要を営むという、合理的な考えなのです。

しきたりや文化から離れて、「合理的」が優先され過ぎている気もしますが、これも時代の流れなのでしょう。

どんなスタイルでも、「気持ち」を込めて送れば、合理性が優先されても良い気はしますが、気持ちのない合理性は個人的にそれで良いのかと感じます。

 

※☟お葬式の段取りについては☟

「スムースなお葬式の段取りのポイントとは?」

 

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お葬式や仏事のことが、分かりやすくなります。

 

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