【葬儀費用の内訳とは?】お葬式の費用の分類など分かりやすく説明します!!

お葬式と法事

ある一本の電話が会社に掛かってきました。

「お葬式(もしくは家族葬)っていくら掛かりますか?」

電話相談で一番多いパターンなんです。

 

いきなり「いくら掛かりますか?」って尋ねられても、実は凄く困るんです・・・。大まかな内容や希望が分からなければ大枠の金額さえも答えられないからです。

でも、お気持ちはよく分かります!

お葬式の事って人には聞きにくいです。予備知識もないから、なおさらです。

近年は、葬儀社に電話や訪問して事前相談も増えています。質問内容は、やはり、「葬儀費用やお布施の内容や相場」などの金額面についてが多いです。

こうやってネット検索することは特にお勧めなのです。

今回は「葬儀費用の内訳」について、説明いたします。




お葬式の金額の内訳

そもそも、「お葬式の費用」って?

例えば、あなたが思い浮かびそうなことを列挙してみます。

祭壇の費用、お葬式の期間中の食事代、お寺など宗教者への謝礼(いわゆる仏式なら「お布施」)、火葬料金、香典返しの費用、仏壇、墓石、法要費用・・・など。

上記のすべてを<お葬式の費用葬儀費用>に含めてしまうと、NGです・・・。

人によって含めたり含めなかったりする項目が有ると「比較出来なくなる」ので、そうならないように分類しなければなりません。

 

ということで、「葬儀費用の内訳」とは、どのような項目になるのでしょう

か?

ポイントは、「お葬式の費用」と「お葬式が終わってからの費用」に分けて考えます

 

※この葬儀費用の内訳は、家族葬でも一般葬でも同じです。

 

それでは、次にお葬式の費用面での内訳について、詳しく説明して行きましょう。

葬儀費用の内訳

葬儀費用は、大きく分けて下記の8つの内容になります。

(細かい内容は、地域や宗旨によって変わります)

A:基本費用関係

①基本費用 ~お葬式の基本的な内容~

・病院から安置先までの搬送車(寝台車)

・搬送や安置の際の搬送用布団もしくは搬送用シーツ

・ドライアイス ☞たいていは2回以上:処置代を含む

・枕元のお飾り(枕飾り) ☞机、ろうそく、線香など

・祭壇・仏具・葬具1式 ☞最近は「祭壇」を飾らない葬儀スタイルもある。

・祭壇周りのお花

・遺影写真 ☞白黒やカラー

・白木位牌(野位牌)

・祭壇のお供え物

・中送り搬送車(寝台車) ☞ご遺体の安置場所から葬儀式場(会館)への車

・骨壷や骨箱

・司会進行

・霊柩車

・受付設備、受付備品、帳面

・会館の設備 ☞放送設備、焼香や献花(玉串)の台や設備

・看板関係

・式のスタッフ

・納棺儀式

・後飾り ☞お葬式が終わってからの備品や段、机、ろうそく、線香など

・「その他お葬式の基本的な費用」(地域によって違う場合があります)

*自宅や集会所や寺社などの場合 ☞白黒幕や提灯やテントなどの設営品が必要

 

②オプションやグレードアップ

・上記「基本費用」の中のお棺や霊柩車などの物品のランクアップ。

・「基本費用以外」のご希望の物品やサービス。 ☞湯灌の儀式やエンバーミングなどの費用

 

③葬儀式場や会館や安置場所の使用料

・どこでお式をされるかによって金額は変わります。

*「火葬場併設の式場や公民館や集会所、寺社、葬儀専門会館など」使用される場所によって金額は違います。

・自宅は無料ですが、準備・後片付けが大変。

 

④火葬料金 ☞市町村によって金額は違います。




B:変動費用関係 ~数によって変動するもの~

⑤食事代金(変動費)

飲食代 ☞通夜と告別式当日などのお食事や飲食代金(地域によって食事の回数ややり方は違う)

 

⑥返礼品代金(変動費)

・お参りに来られた方々への返礼品 ☞品物ではなくお金やギフトカードを渡される場合もある。

・礼状 ☞返礼品に付けるお礼状

 

⑦その他の変動費

・バスやタクシー代

・式のお手伝いのスタッフ代金 ☞式の規模によってお手伝いのスタッフの数は変わる。

・「その他の数の変動による費用」があればここに分類される。

 

C:宗教者への謝礼

⑧お布施や宗教者様への謝礼や特別な戒名料

・お車代やお膳料などを渡す場合も有る ☞「渡さなくてはならない訳ではない」

・戒名や法名の場合 ☞お葬式のお布施のうちに含まれることが多いが、「特別な戒名や法名」などの「いわゆる院号」は、追加のお布施が必要となる。

 

葬儀費用には含まれないもの
お葬式の後の費用

・仏壇、墓石、塗り位牌などの費用

・葬儀後のお布施や法要の費用

・香典返しの費用

香典返しは頂かれたお香典の3割~半分程度をお返しされる場合が多く、葬儀費用とは別勘定。

 

頂戴したお供え(供花など)のお返しの費用

・頂戴したお供えのお返しは基本的には葬儀費用の分類には含みません。理由は2つあります。

①お供え(供物)の費用は、お供えされた側が支払っている。

②頂戴した供物に対するお返しは、されない場合も多い。お返しするかしないか・お返しするにしても全てにお返しするのか一部なのかは、ご遺族の考えによって違ってくる。

※お供え以外でも、病院のお見舞いへのお返しなどをされたりされなかったりで、状況はそれぞれで違います。

お供えやお見舞いなどにお返しをされる場合は、その費用も別に必要となります。




葬儀費用の計算式

<葬儀の金額>は、【上記の①~⑧の合計額】ですが、

<葬儀の実際の負担額>は 【①~⑧の合計 -(香典額-香典返し額)】

 

葬儀費用は人に聞けないし、聞いても分からない・・・。

普通は、お葬式の金額の事は人には聞けません。

例えば、親戚や親友の家のお葬式に参列して、いくら仲が良くても「今日の祭壇はいくらのコース?」なんて聞けないし、「コース以外はどんな内容でそれぞれいくら掛かったのか?」なんて聞けません。

もちろん、葬儀社によってコース内容が違いますから、コースの金額を聞いても参考にはなりません。

私の親友の親父さんが亡くなった時、私の事を葬儀業界人と知っている友人に対して、私ですら「金額や内容」のことは聞けませんでした・・・。

業界で働いている者でも「不謹慎だ! 失礼だ!」とは思われたくないですから。

大枠の金額ですら聞きにくいのに、それぞれの明細なんて聞けません。

例えば、「今日の料理は1食いくら? お棺はいくら? 式に参列した方への返礼品はいくらのを幾つ使用したのか?」なんて細かく聞けませんよね?

 

 

私は、知り合いなどから質問の電話がかかってきたり、世間話でお葬式の話題になることが、仕事柄よくあります。

以前、知人と話していると「お葬式の話」になりました。

お父様が亡くなられて、やっと落ち着いたといったタイミングでした。

 

知人:「お葬式ってやはりお金がたくさん要りますね!」

私:「いくらかかりましたか?」

知人:「600万円掛かった」という答え。

 

普通の人なら、話はここで終わってしまいます。「〇〇さんのとこのお葬式、600万も掛かったんだ?!」

しかし、私は業界人ですから、頭の中では瞬間的に色々なことが連想されました。(きっと立派な祭壇に豪華なお花の飾り付けをされたんだな)(お参りの方々がたくさんいらっしゃったんだな)(食事の数も多かったから飲食代金がたくさんかかったのかな)(御寺院もたくさん呼ばれて、お布施もたくさん払われたんだろうな)・・・

そんな中で内容を尋ねると、本来、葬儀代金として含むべきではない「仏壇・墓」という式後の費用や、頂いた香典に対する御礼の「香典返し」の費用も含んでの600万でした。

 

そこで私は実感しました。

【金額の事は、答える側は何が葬儀代金かも分かっていないし、尋ねる側も同じ】

また、細かい内容はなかなか聞けない・・・。

だから、不正確な数字が一人歩きをすることを実感しました。

 

そんな実体験も有って、こうやって、ネット検索されて予備知識を付けられることを、私は特におススメします。

おススメする理由は、「まずはネット検索して自分の欲しい情報を自分なりに整理できる」からです。

話を聞くことは重要なのですが、言葉で説明されても分かりにくいし、人に聞いてもホントの事か分からない・・・。葬儀社に聞いても、普通で考えると、自社に都合の悪いことは教えてくれにくいです。

 

今では葬儀のプロの私ですが、最初は「知らない言葉」や「初体験」な事が多くて、葬儀業界に入って数カ月は覚えるのに苦労したのを今でも覚えています。

その当時は、今みたいに「ググったら」答えが出るような時代ではなかったので、大変でした(苦笑)。

 

☟「お葬式の費用の相場や平均」についてはこちら☟

家族葬の場合の「気になるお葬式の費用の相場や平均」

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お葬式や仏事のことが、分かりやすくなります。




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