お葬式や法事に行けなかった場合の「お供え」の送り方

お香典とお供え

お葬式や法事に行けない場合は当然あります。

身内や親戚の場合は、家族の誰かが参加していれば失礼ではありません。

ところが、家族の誰もが出席できなかった場合・どうしても行きたかったけれど行けなかった場合も有ります…。

 

そんな時は「お供えを持参するか送る」ことで、こちらの気持ちを相手に表現すれば良いのです。

 

今回は、お葬式や法事に行けなかった場合のお供えを送るポイントをまとめました。

この記事を読むと、
・お供えの送る時と持参の時のポイント(品物・お金)
・送り方のルールや注意点
・薄墨の理由  が分かります。




 

お供えを送るもしくは持参する

お葬式後もしくは法要後に「お供えを持参したい」「お供えを送ろう」と思われた場合、どういったことに注意をすれば良いのでしょうか?

簡単に言えば、「マナーやルール」は最低限を押さえておけば良いので、堅く考える必要はありません。

 

細かいマナーやルールに縛られて、肝心の「気持ちや行動」にブレーキが掛かるのは、私は良くないと考えます。

理由は、受け取る側も細かいマナーやルールではなく「気持ち」を受け取られるはずです。

 

そこで、ここでは、個人的に「この程度を押さえれば良い」と考えた内容をまとめています。

*「形式を重んじたい場合」は、他のサイトも参考にしてください。

 

*この記事では、「仏式=仏教式」で書いています。

仏式以外は、大きく分けると「神式」「キリスト教式」「そのほかの宗教式」「無宗教」となります。

 

お供えの品物を送る、もしくは持参する場合

・四十九日(満中陰)法要までは白黒の結びきりの水引、

・満中陰法要後ならば黄白の水引。

それぞれのプリントされた掛け紙を品物に掛けて、持参またはお送りするのが一般的です。

・「外のし」(品物の包装の上に紙を付けてもらうこと)で大丈夫です。

・掛け紙の上は「御供」、下に送る人の名前を書きます。

 

*商品は何でも良いのですが、「生もの」や「好き嫌いが出そうな万人受けしないもの」は避けた方が良いです。

ただし、「故人様が好物だった」場合は「生ものでもOK」です。

 

<外のし>

<白黒の水引>

<黄白の水引>

文字の濃さ、いわゆる「薄墨なのか普通の濃さなのか」についてですが、上記の写真のように「薄墨」が一般的。しかしながら、お葬式が終わっているので、「黒い字」でも大丈夫です。

 

「お供えを送る際」のポイント

「簡単な文面で良いので、便箋か一筆箋に文章を書いて入れておくのがより丁寧」です。

この場合は、無地の白の封筒に便箋や一筆箋(封はしなくて大丈夫)を入れて、掛け紙と品物の間に差し入れておくと良いです。

 

お供えとしてお金を送る場合

お葬式後や法要後に、お供えとしてお金を持参もしくはお送りしたい場合は、5千円~1万円を袋に入れるのが一般的な相場です。

 

袋は下記のように、①無地の白封筒か ②不祝儀袋のいずれかに入れます。

 

①白の和紙で出来た無地封筒(郵便番号の入っていない封筒)

・何も書かずに、お金を入れる。

・上に「御供」、下に「渡す人の名前」。

②黄白か白黒(またはグレー)の水引の付いた(もしくはプリントされた)袋

・上に「御供」、下に「渡す人の名前」。

 

上記の写真のように、

・四十九日(満中陰)法要までは白黒の水引、

・満中陰法要後ならば黄白の水引が一般的。

 

*封筒にお金を入れる場合は、封をします。最近は、白い無地の万能封筒が売っていて、そちらに封をする際のシールも入っています。

シールが無いならば、開けやすいようにシッカリ糊付けではなく、軽い目で糊付けをすればよいです。

 

糊付けせずにフタの部分を折り曲げるだけでも、実は大丈夫です。

細かいことは気にしなくてOKです!

 

文字の濃さ、いわゆる「薄墨なのか普通の濃さなのか」についてですが、上記の写真のように「薄墨」が一般的。しかしながら、お葬式が終わっているので、「黒い字」でも大丈夫です。

 

何度も書きますが、細かいルールよりも、行動と気持ちが大切です!

「封する場合、封印の場所に何か書かなきゃならないの?」

「裏面に金額を書く?難しい漢字で書かなきゃならないの?」

など考えなくても大丈夫です。

細かいことが出来ていなくとも、失礼でもひ常識でもありません。

キチンと気持ちは伝わります。

 

突然のキャンセルで、ご迷惑をおかけした場合

お葬式でも法事でも、親戚ならば「出席します」と表明すれば、ご遺族側は「お食事や返礼品の準備をされる」のが通例です。

 

*2日以上前のキャンセルならば、ほとんどの飲食店はこのタイミングでのキャンセルは受けてくれるので食事の面は気にしなくて大丈夫です。

たいてい、引き出物は1家族に1つなので、出席を伝えている場合で日が近づいていれば、その数は準備されておられます。

といった背景を考えれば、

5千円~1万円程度が一般的でしょう。

 

*当日もしくは前日のキャンセルだった場合は、食事のキャンセルが関係している場合が多いので、キャンセル1人に付きお食事の場所のランクに応じて5千円~1万円ほどを考えると良いと思います。

となれば、引き出物も考えると、

1万円~が一般的でしょう。

 

簡単な文章でも良いので、手紙や一筆箋をお入れするのが丁寧な形です。

出来れば、上記のような何かの「お供えの品物と一緒にお送りする」のがより丁寧です。

 

掛け紙や封筒に書く時の墨の色

*お葬式中から49日(いわゆる満中陰)法要が終わられるまでは、白黒の水引に薄墨で書かれた方が無難です。

「白黒」の水引が無難なのは、「黒」は「喪に服す」という意味が有るからです。

 

*「文字は薄墨か普通の濃さか」について*

「お葬式は突然の事で準備ごとではない」という発想から「薄墨」なのです。

昔は文字を書くときに墨を擦っていました。

急いで墨をすって書いたから墨の量が少なくて薄いのです。

ということは、

お葬式が終わられていれば、49日法要までの間でも「普通の濃さの墨」でも失礼でも非常識でもないのです。

 

もしくは、「墨を擦っていて、涙が墨に入って薄くなった」という意味合いも有ります。

だから、「悲しさを表現するためには薄墨」がベターです。

 

*49日法要が終わられていれば、黄白の水引に普通の濃さの墨で大丈夫です。

*上に「御供」、下に送る人の名前を書きます。

 




お金だけの送り方

上記の無地の封筒か不祝儀袋にお金を入れて、「郵便局から現金書留で送る」ことをおススメします。

この場合も、「簡単な文面で良いので、便箋か一筆箋でも文章を書いて入れておくのがより丁寧」です

 

 *現金書留の場合*書留の封筒にお金を入れた封筒(無地か不祝儀袋)を入れます。

便箋や一筆箋はお金の入った封筒と共に現金書留の封筒に入れれば良いです。(➡手紙は、手紙用の封筒に入れても入れなくても、どちらでもOKという意味です)

 

「お金とお供えの品物とを一緒に送る」のがより丁寧です。

この点については、次のコーナーにて説明いたします。

 

お金と品物を送る場合

郵便局

ゆうパックではなく、「定形や定形外郵便物に現金書留を付けて送る」ことは可能です。

商品を買って、それにお金を入れたお供えの袋とを1つに梱包して(出来れば手紙か一筆箋を入れるとより丁寧)、郵便局に持っていくやり方です。

 

百貨店や大手のショッピングセンター

百貨店やショッピングセンターで購入しても、その品物に現金を入れて送ってはくれないのが通例です。

しかし、百貨店や大手ショッピングセンターの場合はギフトカード(商品券)を購入することが出来ますので、「商品とギフトカードをセットで購入すれば発送をしてくれます」

この場合、ギフトカードはお供え用の入れ物を用意してくれるので、こちらで御供えの袋は用意しなくても大丈夫です。

 

*いったんは店側に電話で可能かどうか確認をするのが無難です。その際に、購入の手順を聞いてください。

と言いますのは、商品を買うお店と、ギフトカードを販売しているコーナーはたいてい違う場所にあります。

先にギフトカードをお供え用として購入してから店に行って商品を購入するのか、お供えの商品を購入してからギフトカード売り場に行けば良いのか、もしくは両方とも同じコーナーで購入できるのか、を確認してください。

 

お札の種類と入れ方

お葬式では「新札は、マナーやルールとしてはNG」です。

理由は、人が死ぬことを準備していたようなイメージを避けるために、お香典などのお金を渡す場合は「新券ではないお札」を包むべしとされています。

上記の「薄墨で書く」のも同じ理由からです。

 

しかし、あまりにも汚いお札は良くない(失礼に当たる)と思いますので、普通に使われているお札で結構です。

 

法要は、すでに亡くなられて期間が経過しているので、新券でも新券以外でも「どちらでも可能」です。(基本は「新券以外」ですので、わざわざ新券に買えなくともOKということです)

*逆に、「結婚などのお祝いや慶事」には、「新券」でお渡しするのが通例です。

 

ポイントは2点。

種類をそろえる」こと。新券なら新券のみ、新券以外なら新券以外のみで揃えてください。*「新券ではない」ほうが無難ではあります。

 

②「袋に入れる際も、向きを揃えて無造作に入れていないようにする」のがマナーです。

一応、袋の表面に向かってお札の裏側が来るように「逆さま」に入れることになっています。

表面に人物画が入っていますので、袋の表側に人物画ではないほうの面が来るようにして、人物画は下側にくる形で入れることが通例とされています。

 

<仏事ペディア>は、仏事やお葬式など、色んなトピックスについて簡単にまとめています。




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