小さなお葬式を調べていると、割引制度で誤解があるかもしれないと感じましたので、今回は「小さなお葬式の割引制度」についてまとめて参ります。
葬儀の割引は大きく分けると3つの制度が有りました。
注意点は、「重複割引にならない」ということです。
このようにお調べされている方々にとって、分かりやすくまとめることは、納得のできるご葬儀のサポートに繋がります。
せっかく、日本のトップシェアの「小さなお葬式」を検討しているのに、誤解が有って対応に不満や誤解が起きるのは業界人として嬉しくありません。
「小さなお葬式」の葬儀での割引制度
大きく分けて3種類の割引制度があります。
①資料請求とアンケート回答で1万円割引
パンフレットには、下記の通り「通常価格よりも1万円の割引価格が最も大きく印字」されてます。
最大1万円割引
*資料請求5,000円割引+アンケート回答5,000円割引適用価格
・アンケート回答とは…「葬儀後のアンケート」に回答してくれた場合の割引です。
②早割
2010年頃にこの割引制度を最初に聞いた私は、新規参入の企業らしい発想の柔軟さと実行力に驚きました。
早割申し込みからの経過期間によって「3段階で割引額が増えて行く」制度です。
- 30日経過すれば、第1弾の早期割引。
- 1年経過すれば、第2弾の早期割引。
- 2年経過すれば、第3弾の早期割引。
(小さな一般葬プランのみ、「30日経過と60日経過」の2段階)
*早割では「寺院手配(お坊さん手配)」も割引対象になります。
*「小さな一般葬と小さな家族葬プラン利用の際に、寺院手配も依頼した場合の最大割引額」が71,000円になります。
申し込み方法
資料誠請求をして資料が送られてくると、資料の中に「早割:申込用紙」が入っています。
【申込み方法は「簡単・2種類」】
①電話で資料請求時に発行されたお客様番号を伝える。
②「早割申込用紙」に付いている「お申込みハガキ」を投函する。(すでにお客様番号が記載済みなので、ポストに投函するだけ)
*必要な早割枚数を電話で伝えるか申込用紙に記入。(最大10枚まで発行可能)
と言うことは、自分に関連する人の10件のお葬式に適用してくれるということです!
③友人紹介「最大35,000円特別ご優待券」
友人を紹介すると、紹介された側も紹介したあなたも最大35,000円割引。
資料請求すると、資料の中に優待券が3枚入って来ました。
【使用方法】
この優待券を友人に渡して、友人が「電話にて資料請求」をすれば、紹介者のあなたもご友人も優待が受けれます。
- 優待券に、あなたのお名前とあなたが資料請求した際に発行された「お客様番号」を記入。
- 友人に優待券を渡す。
- 友人が電話での資料請求の際に、紹介者の名前とお客様番号を伝えれば、優待登録完了です。
【注意点】
あなたも、紹介されたご友人も「早割」の登録をすれば、「早割」割引の割引メリットが大きいので割引重複は出来ません。
*早割を申込していない場合は、お得になります。
*「資料請求割引と葬儀後のアンケート回答割引:1万円」との重複も出来ません。詳しくは、下記の表をご覧ください。
小さなお葬式の割引制度のまとめ
小さなお葬式の葬儀での割引制度をまとめると、下記となります。
インターネットもしくは電話で事前相談かねて「資料請求」して「早割に申し込む」。
この方法が一番お得になる方法でした。
昔の葬儀業界の金額設定と小さなお葬式との比較
最後に、第2次世界大戦後から、業界の葬儀価格についての状況を簡単にまとめてみました。
1・大昔のお葬式業界は、定価が無いような業界でした。
2・次に、互助会が葬儀業界に価格を明示して新風を起こしました。
3・高齢化で次第に葬儀社の数は増えて行き、「会員になれば定価から大幅割引になる」というやり方が主流となりました。
コース価格が一般価格と会員価格に設定されて、会員になれば大幅割引されるという仕組みです。
常識的に考えると、会員になれば大幅割引なんておかしな話で、一般価格の設定が高ければ大幅割引できる仕組みです。
*私が葬儀業界に入った2000年頃は、ちょうど、次の4の流れの起きる前あたりでした。
4・次に多くなったのは、「安く見せかける値段設定」です。
プラン価格は安く設定しているけれども、「葬儀社で必要なモノをすべて入れずに値段を下げているので、プラン価格は安いが、最終価格は追加料金が発生し結局は安くない…」仕組みです。
ほとんどの人がお葬式の内容が分からないので、表示されているプラン価格と会員になった場合の割引額でお客様は決めてしまっていました。
5・大幅割引をせず、適正価格を打ち出し、割引しても常識的な割引額を行なう。
2009年9月に「イオン」が「イオンのお葬式」として葬儀業界に乗り込んできました。
すべての項目に単価が表示され、適正価格で金額が明瞭化されたことに、私は正直驚いたのと嬉しくなったのを覚えています!
同じ頃に葬儀業界に参入してきた新興会社が「小さなお葬式」です。
この頃は、「小さなお葬式」よりも「イオンのお葬式」が話題と注目を集めました。
これらの新興葬儀社に共通なのは下記の3点です。
- 葬儀の内容と費用の明瞭化
- おかしな仕組みを採用せず分かりやすい内容
- 不自然な大幅割引はしない
柔軟でしがらみにとらわれない発想や戦略で、一気に業界No.1に上り詰めたのが「小さなお葬式」です。
また、圧倒的シェアを背景に、大手葬儀社や大手互助会とも提携を結んでいるのも大きな安心材料の1つです。
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