オンライン葬儀とは?メリット・デメリット、相場や費用、流れを徹底解説。

新しい葬儀

2020年4月7日に「緊急事態宣言」が、とうとう発令されました。

いやー、こんなことが起きるなんて、年始には夢にも思っていなかったですね?!

今回の新型コロナウィルス感染拡大予防の影響で、世の中の流れが大きく変わりました。

 

そして、収束してもこの変化は引き戻せないでしょう。

その流れの一つが、「オンライン葬儀」です。

 

実は、まだ内容が定まっていません・・・。

そこで、気になるオンライン葬儀とは?メリット・デメリット、相場や費用、流れを徹底解説します。




オンライン葬儀とは?

2020年4月初旬、コロナウィルスにおける緊急事態宣言の前後に、「オンライン葬儀」という言葉がニュースで取り上げられました。

この「オンライン葬儀」という言葉は、数年前から使われ始めましたが、最近までは「そんなの、葬儀業界じゃ、ずっと先の話」って雰囲気でした。

多くの業界人も業界人以外も同じように思っていたと思います。

 

ところが、この「想定外のコロナウィルス状況下」で、風向きが変わりました。

コロナウィルスが収束しても、この流れに変化は無いと思います。

👉オンライン葬儀のできる葬儀社2020年4月についてはこちら。

新型コロナウィルス感染予防で変わった風向きとは?

これまで、「インターネットでの参列」や「マスクをして接客」は、「失礼だ」という想いが多くの人に有ったと思います。

これが、今回の騒動で「それもOKじゃん」という風向きになっています。

「当たり前」な時代になる大きな後押しとなっています。

 

例えば、「インターネット参列」。

「葬儀の状況をインターネットを通じて配信するなんて送る側も見る側も抵抗がある」が、これまでの大勢の意見だったと思います。

 

「マスクをして接客」も、これまでは「失礼」とされてきましたが、今後は違和感がなくなります。

「ウイルス感染予防でマスク着用」は「見慣れた光景」になりました。

コロナ禍の現在は、「マスクをしていないのがダメ」に変わっています。

 

他にコロナ禍で変わることは、「家族葬がさらに小規模の身内中心が多くなる」でしょう。

「オンライン葬儀」の定義とは2つ

オンライン葬儀のサービス内容は、まだまだこれからが普及段階ですので「サービス内容は定まっていません」。

 

しかし、「オンライン葬儀の定義」となると、言葉の意味からは、次の2点でしょう!

1・「インターネットを使って、お葬式に参列する」

2・「インターネットを使って、お葬式関係の事が便利になる」

 

「オンライン葬儀」という言葉を聞いて、一般的に連想するのは1番の「インターネット参列」だと思います。

しかし、この「オンライン葬儀」という言葉は2番の意味合いで数年前から葬儀業界で使われていました。

 

この流れが有るので、2020年4月時点でインターネットで「オンライン葬儀」を調べると、「オンライン参列・インターネット(Web)参列」は「オンライン葬儀のサービス内容の中の1つ」として扱われています。

また、記事やニュースとして取り上げられている場合は「葬儀社側が発信元」、もしくは「葬儀社に取材をして発信」しているので、どうしても「葬儀社の思惑」が強くなります。

 

私は、「オンライン参列・インターネット(Web)参列」は素晴らしい仕組みで、今後は急速に増えると思います。

しかし、葬儀社にとっては、ますます葬儀の規模が小さくなる後押しを原因になるかもしれないので、みずから積極的に普及させたくない思惑が見えます。

 

ご遺族にとっても・来たくても来れない参列者にとっても、良いシステムなのに、葬儀社の多くは現状では「インターネットを使っての参列なんて抵抗が有る」といった雰囲気です。




インターネット参列のメリットとデメリット

デメリットは、あまり浮かびませんが、考えうる両面をまとめました。

メリット

①ご遺族が「お参りに来て欲しい」けれども来れない方々、お参りに行きたいけれども行けない方々、両方にとって嬉しい結果となる。

特に「ご遺族がお参りに来て欲しかったけれども来れない方々が少しでも葬儀に関わることが出来る」ことはご遺族の気持ちの上で大きなプラスです。

というのは、お葬式は、「故人様との一度しかないお別れのセレモニー」だからです。

 

②無料・もしくは有料でも安価で、映像も音声も双方で受信できるようになっている。

技術が発達して、昔では不可能な「テレビ通話」が出来るようになりました。しかも、現在は「簡単に接続」出来ます。

➡今後は、更なる技術進歩で、ますます便利に簡単になります!!

デメリット

①年配者や保守的な人には、理解や納得をして貰いにくい。

しかし、2025年ごろには「当たり前」の時代になると感じます。

もともと、お葬式も昔は「自宅や集会所」で行なっていて、葬儀専用会館が出来だした当時には直ぐには利用されませんでした。

今や主流の家族葬も、15年ほど前は「おかしなやり方」と批判が出ていました。

 

②「大した手間が不要」とはいえ、設定などは必要なので、高齢者や超アナログの人には難しい。

 

③インターネットの環境が無ければ出来ない。

*デメリットは、この程度しか思いつきません。

オンライン葬儀の相場はいくら位?

次に、2020年4月現在での、相場や金額含めて内容を調べてみました。

「インターネットを使って、お葬式に参列」の「費用・相場」

「お葬式(通夜・葬儀告別式)のリアルタイムの映像を、決められた人だけ視聴できる」内容になります。

高齢なので参加できない、都合で参加できない、今回のコロナウィルスのような理由で行きたいけれども行けない・・・。

通夜や葬儀告別式へ、参加したいけれども行けない場合は実際に有ります。

 

今後は、そんなときにはリアルタイムの葬儀の模様をスマホやパソコンの画面で映像と音を共有し、参列することが「当たり前」の時代になって行きます。

 

昭和の時代は「テレビ電話」なんて夢だったけれども、いまや当たり前の時代。

そこで、インターネットを通じての参列について、まとめました。

 

 <無料>の場合

こちらは「自分達でやってしまえば無料」です。

そうなんです、自分達で出来ちゃう時代です。

しかも「簡単に!」

そんな便利な時代です。

ただし、自分達でやらなきゃならないので、手間と設備は自前です。

って言いましても、設備は「スマホ・タブレット・カメラ付きノート型パソコン」があればOKです。

あとは、インターネットが使えれば、式の模様を配信できます。

スマホが一番、楽ですね!

 

いずれにしても操作は大して難しくありません。

普通にスマホを操れる人が遺族に居れば簡単にできちゃいます。

もちろん、受け手側(インターネットを介して参列する側)も同じです。

👉設定方法など詳しくは、こちらにまとめています。

 

「どうしても苦手」「身内が年寄りばかりで分からない」場合

葬儀社の担当者が分かる範囲や無料で出来る範囲で手伝ってくれる場合が有ります。

もしくは、葬儀社によっては有料でサポートしてくれる時代になりますので、葬儀社にご相談ください。




インターネットを使って参列してもらう「流れ・方法」

インターネットを使ってリアルタイムの状況を送ることが出来ます。

  • スカイプ
  • ZOOM
  • LINE
  • YouTube
  • フェイスブック
  • インスタグラム などを使って配信できます。

それぞれ、特徴があります。

👉詳しくはこちらにまとめています。

 

*ZOOMですが、2020年4月現在では、セキュリティの弱さが判明し、セキュリティーの強化対策を発表していますので、お葬式で使うには、改善されるまではおススメしにくい状況です。

しかし、この問題が公表されてからも、会議用サービスとしては使い勝手がとても良いので、利用されている数は多いのも現状です。


*基本的には「自分たちでやるから無料」なので、「連絡や設定や撮影(スマホやPCなどカメラとなる機材の設置)や配信は自前」です。

しかし、葬儀社によっては、親切にも、設定や撮影などを無料の範囲で出来ることはサポートしてくれる会社も有ります。

今後は、「当たり前」の時代になって行くので、「お客様サービスの一環で、無料で出来る範囲はサポートします」という流れになって行くと思います。

<有料>の場合

葬儀社や企業で、インターネット参列などを「オンライン葬儀」として「有料」で行なう会社も出てきています。

例えば、

・「リアルタイム」映像を使ってインターネットを通じての参列。

・「録画」して編集した動画やスライドショーをインターネット上で視聴。

これらを有料で行ないます。

有料のメリット

「有料な分、便利で手間が少ない」。

「葬儀社に依頼するなら、撮影設備は葬儀社が準備」となり、

有料の分「自分たちでやるより便利・楽・安心」となるはずです。

まだ、このサービスを提供している会社が「ほぼ無い」ので、「相場や内容もこれから」です。

しかし、有料で依頼するにしてもインターネットを使っての参列やメッセージのやり取りをするだけならば、料金はそう高くは無いと思います。

 

とうぜん、「サービスの種類と内容」によって金額は変化するでしょう。

内容によって違うのは、例えば、インターネット参列を「リアルタイム」で参列して貰うならば、そう高い金額は必要ないはずです。

しかし、式の模様を録画してから編集した動画をインターネットを使って見て頂くならば、編集代などが掛かります。

 

あとは、販売する側は、ほかのサービスをセットにして提案や販売をすると思います。

家族葬が中心となり、またコロナウィルスの影響で更に規模が小さくなっていくでしょうから、「葬儀社としては何がしかの商品やサービスを付け加えて、売り上げにつながることを提案する」はずです。




「インターネットを使って便利になる」サービスの相場

オンライン葬儀でのサービスとして考えられているのは、現在では下記のような内容です。

1・お葬式(通夜・葬儀告別式)のリアルタイムの映像を、決められた人だけ視聴できる。

2・葬儀の模様を録画した映像・編集した動画やスライドショーのデータ化。

3・それらを決められた人だけが、インターネットを通じて視聴できる。

4・「訃報」の配信。

5・「訃報を送った相手からの弔電拝受」。

6・「香典の電子決済」。

7・「供花や供物の受付や電子決済」。

これらサービスをセットにして、販売する側は商品化して提案するだろうと思います。

*1~3については、説明しましたので、それ以外のサービスについ説明します。

「メッセージ(訃報や弔電など)を送る」相場

<無料>の場合

現在は、メールではなく、個人間は「LINE」ユーザーが多いので最も便利でしょう。

画像も簡単に送れます。

無料なので、やはり「自分達」で行わなければなりません。

しかし、訃報(亡くなったことのお知らせ文面)のフォーマットは葬儀社が準備してくれたり、訃報自体を葬儀社が作成してくれたりもします。

 

そのデータを貰うか、スマホで文書の写真を撮って送れば良いだけです。

方法としては、
  • LINE
  • ショートメール(SMS)
  • e-mail
  • Messenger などが有ります。

従来は、訃報で故人が亡くなったことを知らせるのは「FAX」が多かったのですが、これからは、上記のインターネットを介してのやり取りになり「FAX」は無くなると思います。

会社関係のような正式な案内ならば、まだ「e-mail」も多いのですが、親しい関係ならば今は「LINE」の時代です。

今後は会社関係でも、訃報(亡くなったお知らせ)・弔電やお悔やみのメッセージのやり取りは、正式なやりとり以外は「LINE」になって行くと思います。

<有料>の場合

弔電やお悔やみメッセージの場合、LINEならば個人間ですが、会社から送るフォーマルな形の弔電の場合は、葬儀社宛てに従来通りに「電報」がやはりまだまだ主流です。

会社から正式にお悔やみのメッセージを送るとなると、プリントされたもので体裁の良い台紙などが無いと会社側としては格好が良くないからです。

 

「弔電」は、たいていは「NTTの電報」に依頼するので、「NTT以外でインターネットを介しての電報サービス」を開始している会社は既にあります。

もちろん、NTTと対抗しているわけですから、NTTよりも安いのが基本です。

*インターネットで「弔電サービス」で検索すると、様々な会社が行っています。

 

しかし、最近は家族葬が中心ですので、昔のように「式中に弔電の読み上げ」するお葬式も減って来ているのが現状です。「正式な弔電」を送る機会も昔に比べて減っています。

今後は、お悔やみのメッセージはLINEを使って送ることとが中心となるでしょう。

いずれにしても、この「訃報や弔電のようなお悔やみメッセージ」に対しても、大して費用が掛かるとは思えません。

➡ということは、葬儀社にとっては大した利益に繋がらないので、この「訃報やお悔やみメッセージ」に関しては、葬儀社からは積極的に「こんなことが出来ますよ」とはアプローチをして来ないはずです。

 

やはり、「葬儀社としては、前述のオンラインでの葬儀配信(リアルタイム映像や録画した映像の編集と配信)や何がしかのサービス(訃報やオンライン香典受け取りなど)をセットで商品化して、売り上げアップに繋がる提案をする」はずです。




お香典を電子決済するサービス

これまでは、お香典は「実際にお通夜や葬儀告別式のお葬式の間にご遺族に会ってお渡しする」のが基本の渡し方です。

それが出来なかった場合は、「現金書留で送る」ことがこれまでの主流です。

👉「お葬式に参列できなかった場合のお供えの送り方」はこちら

 

現金書留の代わりに電子決済ならば、わざわざ郵便局に行かずに済むので手間いらずです。

本来は、お札を「不祝儀袋」に入れて送ります。この手間も無くなります。

こういった、これまでで出来た「日本のしきたり」の形が変わることとなりますが、それも仕方がないと思います。文化は時代性を反映します。

 

ところが、最近の流れは「家族葬中心の時代となったので、親戚以外の方々からのお香典は辞退する」流れが主流となっています。

理由は、「自分たちの知らない方々へのお礼は言いにくい。そして、お香典返しも手間になる」からです。

 

お香典を送る手間が軽減されるからと言って、このシステムがたくさんの人に喜ばれるとは思えません。

そして、手間が掛からないからと言って、お香典辞退をされている場合のご遺族に無理にお香典を送っても逆に迷惑です。

残念ながら、このシステムは、普及しないと思います

供花や供物をインターネットで注文して電子決済する

最近は、葬儀会館や葬儀専用式場でお葬式を行なうのが主流です。

この場合は、供花や供物は基本的に「持ち込み禁止」です。

ということは、お葬式を担当する葬儀社以外に依頼しても持ち込めない場合が多いので、外部(葬儀社以外)からのサービスは、普及ません。

これまでは、供花や供物の注文などは葬儀社へ電話やFAXでしたが、「オンライン注文と決済」が主流になって行きます。

こちらは、すでに取り入れている葬儀社が多くあります。

まとめ

このように、お葬式業界は「どんどん便利」になっています。

その反面、家族葬が主流となってお葬式の規模が小さくなっています。

葬儀社にとっては「単価が下がる」傾向が続いていますので、お金にならないことや単価の下がることはしたくないのが実情です。

その流れを何とか遅くできないか・・・とか、少しでも単価が下がらないか・・・と、様々な方法を考えている葬儀社が多いはずです。

しかし、時代の流れは変えれません。

 

今後も「葬儀のオンライン化」で便利になって行きます。

「インターネット参列」

これは、

参列したいけれども行けない「ご高齢の方々」「体調の悪い方」「仕事や用事で行けない方々」「遠方の方々」にとっては嬉しい方法です。

ご遺族も「実は来て欲しいけれども、来れなくて残念」と思う方々に参加して貰えます。

 

昔は、テレビ電話なんて技術的に出来ませんでした。

最近は簡単に出来るようになりましたが、普及していないのは「お葬式の模様を視聴するのは失礼ではないか?」という想いが、ご遺族にも参列する側にも有ったからです。

 

しかし、今回のコロナウィルス感染予防で、「この方法って失礼ではない」という意識が高まったと思います。

抵抗のない方々は、もしお葬式を行なうことになった場合は、取り入れても良いのではないでしょうか。




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