葬儀社の仕事や内容。気になる、やりがいや給料は?

お葬式と法事

「葬儀社の仕事」って、どんな仕事なのでしょうか?

それを気になったので、こちらのサイトに来られたと思います。

・仕事内容

・やりがい

・お給料

・資格の有無

・将来性

・周囲からの目

葬儀業界人の私が本音でお答えします。

「葬儀の仕事」は最近では「セレモニー業」とも言われます。

この業界の仕事、お葬式の実務スタッフも居れば事務・花屋さん・お葬式が終わってからのアフターサポート担当者など、いくつかの業務に分かれます。

 

ここでは、「実際のお葬式の実務担当者」の仕事にスポットを当ててまとめて参ります。




葬祭業の仕事とは

葬儀の仕事を「葬祭業」と言ったりします。

以前は、「葬儀屋」「葬儀屋さん」ってよく言われました・・・。そう呼ばれるたびに、「超アナログ」というか「昭和」というか、そんな感じがしていました。

でもですね、2015年頃から「葬儀屋」よりも「葬儀社」「葬儀社さん」と呼ばれることの方が多くなって来ました! 出世した気分です(笑)

 

ところで、葬祭業の中にも、実務担当・事務や経理担当など様々あります。

事務系の人が仕事を探すにしても、悪く仕事です。葬儀業界よりも医療業界のほうがおススメ出来ますが、医療事務なら資格が必要です。

 

実務となると、医療業界のドクターや看護師などは資格が必須で「いまさら」取得できない人が多いのですが、葬儀業界は「資格は不要」です。

 

知識と経験を積みながら、1人前の実務担当者になれる世界です。

 

ただし、そこには「サービス精神」「接客力」といった「ホスピタリティ」が重要です。

ということは、そのような特性を持った方にはぴったりの、「やりがいのある仕事」が「葬儀業」なのです。そして、「今後も無くなることは無く、収入的にも悪くない」仕事なのです!

メリット

・人に喜んでもらえるので「やりがい」が有る

・会社にも依りますが「業界としては将来的にも安定している」

・普通の人が目を付けない職種なのでチャンスも多い

・入社倍率も比較的に低い

・同じサービス業で比較すると高めの収入

・会社によっては高収入になる

・資格が無くても、自分のやる気と想いで、早く1人前に成れる

 

デメリット

・仕事の時間は不規則になったり遅くなったりする

・誰でもできる仕事ではない(接客業が苦手な人には無理という意味)

・霊感の強い人には無理?

 

デメリットは、この程度しか思い浮かびません。

 

「お化け(幽霊)が出ませんか?」

これは、病院や介護の仕事でも同じような話が有るかと思います。

僕は見たことは有りません。遭遇したことも有りません。

 

不思議な出来事のうわさ話や相談を聞いたことは有りますが、その元を辿れば伝言ゲームで話が変わっていることばかりでした。

例えば、「お客さんの居てない部屋でテレビのスイッチが勝手に入った・・・」という怖い現象。原因は「お客様がテレビのタイマーをセットしていたから」でした(笑)。
他には、「ろうそく立てが目の前で動いた」と聞いたんで「そんなこと起きるの?」と聞き取り調査をすると、自分の見てないところで「こけた」話が伝言ゲームで内容が変わっていました。
何かの時には調査しましたが、残念ながら、いつもこんな感じでした・・・。

 

資格が無くても働けますし、収入も安定していて比較的に他業種と比べて高めな会社が多いです。

 

僕には霊感が無いので分からないのですが、この仕事をしたからと言って不運になったとは全く感じません。この記事の最後のほうに書いてますが、逆に気付きが多いし、多くの人が知らないことを知ることが出来ました。

 

この仕事をしている人は、この仕事のやりがいや奥深さに惹かれて、長く仕事を続ける人が多いので、不運に見舞われるならば「続かない」と思います。

また、業界内での転職や引き抜きも多く有ります。

 

まだまだ、自分のやる気があればチャンスが有る仕事です。

 

葬儀の実務とは?

実務の仕事は、大きく分けると下記の4点です。

1・病院など施設へのお迎え

2・葬儀内容の打合せや提案

3・葬儀内容に沿った準備と実際の式進行

4・お葬式が終わってからのアフターサポート

この4点の受け持ちは葬儀社によって違います。

 

*どういうことかと説明すると、

1を外部委託している会社も有ります。

2と3は同じ担当者が行う会社や、分業で担当者が変わる会社も有ります。

4のアフターサポート業務は、行なっている会社と行なっていない会社が有ります。(行なっていても担当者が変わったり外部委託していたりと、会社によって違います)




 

2と3の実務についてスポットを当てて紹介します。

2と3の実務内容は、

・打合せ、提案、アドバイス

・その内容に沿った見積り

・見積り内容に合わせた準備

・実際の式進行や後片付け

 

*仕事に男女は無いのですが、打合せは深夜や早朝になることが有ります。また、1の「お迎え」の仕事から引き続き「打合せ」に入る会社も多いので、この分野は「男性」がほとんどの業界です。(しかし、時代と共に女性の進出が増えると思います)

 

*準備や式進行は、最近は女性の活躍が多い職種です。司会も最近は女性司会のほうが雰囲気が柔らかくなるので活躍しています。

 

セレモニースタッフの仕事や仕事内容

男女雇用機会均等法によって、最近では仕事を「男女などの性別で分ける」ことは良くありません。

そんな風潮ですので、会社によっては「性別の差」を付けずに、男女とも同じ内容の仕事をしている会社も有ります。

 

しかし、たいていの会社では男女で仕事の内容が違います。

その理由は「葬儀の仕事は24時間365日体制」です。

 

泊りや深夜早朝の仕事などは女性の志願者が少ないことも有って、わざわざ性別で分けているというよりも、自然と違いが有るのが現状です。

 

葬儀の仕事の特徴は「24時間365日体制」

この仕組みを会社全体で作り上げなければなりません。

これが、結構大変なんです。

 

そこで、たいていの葬儀社は「交代制」と「分業制」が入り混じった仕組みを採用していますが、仕組みは会社によって違います。

 

<交代制>

*「葬儀の一連の流れを1人の担当者が行う」に当たっての交代制

例えば、打合せと見積り・準備・式進行まで

*「葬儀の流れを分業して、その分業された職務内容を担当する」に当たっての交代制

#分業内容は次の「分業制」を参照。

 

<分業制>

*葬儀の仕事をいくつかの場面で社内分業制(例:電話受付・病院などへのお迎え・見積りや打合せ・実際の式の準備や進行・お葬式が終わってからのアフターサポート)

*葬儀の仕事を外注も混ぜて分業制(例:電話受付は外部のコールセンターへ委託・病院のお迎え業務は専門の会社に委託など)

 

以上の交代制と分業制を駆使して、24時間365日体制を作らなければなりません。




 

打合せとお見積り業務

最初の打合せは、深夜や早朝から行われることも有ります。

この業務は知識と経験が必要で、担当者の腕の見せ所です。

 

ご葬儀に不慣れなご遺族に対してご要望や質問を引き出し、アドバイスをして、ご家族や親戚間の意見調整もしながら、葬儀の内容を費用面の説明も含めて決めて行きます。

 

ここで、ご遺族の信頼と人間関係の基礎を作ることが、この後の式進行含めて全体での重要ポイントになります。

 

心を込めて応対し、知識と経験でサポートすれば、とてもとても喜んで頂けます。

 

式の準備業務

打合せで決まった内容に沿って準備を進めます。細かい気付きや心配りが加わることで、さらに準備が良い状態で整います。

 

実際の式進行業務

宗教者さんや関係者との打合せ含めて、内容通りの式進行とイレギュラー事項に上手く対応しつつ、ここでも気づきや気配り・心配りが加わることで、より良い式となります。

 

いくつものシーンに合わせた「準備・進行・後片付け」を内容に合わせて進めます。

 

式の主役は故人様とご遺族でスタッフは裏方ではありますが、司会や式進行役は目に見える業務なので、式進行の上で重要な役どころです。

 

気になる「やりがい」

まずは「やりがい」。

「仕事にやりがいなんて要らない」って人も居てるでしょうが、普通は「無いより有る方が良い」と思っているはずです。

 

やりがい・仕事内容・収入・休みなどの待遇、これらをトータルで考えて仕事を探すと思うので、まずは「やりがい」から説明します。

ウソなしで、「やりがい」は素晴らしく多い仕事なのです!

*知識と経験が必要なので、「1人前になるには時間が掛かるのでは?」と思われたかもしれません。

正直にお伝えすると「多少の時間は掛かりますが、必ず出来るようになります」。

 

*目安としては式進行で半年、見積り業務で半年~1年ほど。

式進行と見積り業務は平行して覚えることは可能で、それぞれ別々というわけではなく、式進行を覚えながら見積もり業務を出来るように知識と経験を増やしていきます。

1人前になるまでは、先輩スタッフにサポートをして貰いながら仕事を覚えていけば大丈夫です。

 

若いスタッフが、しっかりと仕事が出来れば「若いのにシッカリしている」と思ってもらえます。

ある程度の年齢からの葬祭業スタートでも、お客様にとっては年齢が高い場合は見た目の安心感に繋がります。

 

*性別・年齢に関わらず、「心を込めて・テキパキと・心配りをして」仕事をすることで、誠意が伝わり信頼関係が芽生える仕事です。そして、非常に喜んで戴けます。

 

ご遺族からすると、急な連絡で駆けつけて、分からない不慣れな儀式の説明・相談・サポートをしてくれて、「一連のお葬式という流れ」を納得できる形で無事に終了できたのは、葬儀社の存在が有ってのことです。

「代金を支払ったから当たり前」と考えるお客様はほとんど居ません。

なぜならば、数日間共に式進行をしていくうちに、人間関係が深まっていくからです。

 

このような部分が「究極の接客業」と言われる理由と思います。

こういった部分があるので、非常に「やりがい」を感じる仕事です。

見習い期間での仕事は、先輩スタッフが担当するチームの一員です。

チームの一員の立場ならお客様と接する時間は短いものの、式の内容や進行に満足してくださったご遺族は、チームスタッフ全体に感謝の目や言葉を向けてくださいます。




 

葬儀の仕事の収入は?

仕事内容によって違いますが、飲食業や店舗での販売スタッフよりも相場は高いです。

正社員での仕事もパートタイムの仕事も有ります。

 

*収入は仕事内容によって変わりますが、やはり、

・知識と経験が必要な「見積り担当」が出来る場合、

・深夜や早朝の対応が出来る場合、

・直接にご遺体に触る仕事内容が出来る場合、

・営業成績が良い場合、

などは収入が高くなる要素です。

*もちろん、深夜や早朝の場合は賃金に割増分もプラスされます。

正社員の仕事では、固定給部分が多い会社は安定している分、月々のアップダウンは小さいです。固定給部分が少なくて歩合の要素が高い仕組みの会社は、成績によって高収入になります。

会社によって、勤務形態や給与形態が違うので一概には答えれませんが、一般的なサービス業の相場よりは高くなります。

 

休みなどの待遇は?

葬儀担当者となれば、「土日祝日・年末年始・お盆」は関係ありません。

「関係ない」という意味は「休めない」ではありません。「休める時も有れば、休めない時も有る」ということで、シフト制になります。

 

雇用の契約内容によって仕事内容は変わってきますが、当番(シフト)で深夜や早朝の勤務も有ります。

お通夜を担当すれば夜は少し遅くなります。(お通夜担当は、20時前後が普通)

 

*遅くて22時頃までの時は有りますが、最近は「家族葬」での小規模化で遅くまで仕事をしなければ後片付けや準場が間に合わないお式は数少なくなりました。

 

将来性と資格

「葬儀業界の仕事」は、アフターコロナでも「安定」した仕事だと思っています。

*医療業界も、今回のコロナ禍では、従事者の方々にはご苦労をおかけしていますが、医療業界はどのような世の中で有っても仕事は無くならない安定と将来性のある業種だと改めて実感しています。

 

しかし、「資格」が有るのと無いのとでは、仕事の範囲や収入に大きな差が出ます。

 

*葬儀業界は「資格」は有りません。その分、ドクターや看護師に比べると収入は低いのですが、同じく安定性が有る業界です。

そして、高齢化社会ですので、しばらくは暇にはならない業界です。

また、文化やしきたりに関係するので、変わって行く部分と変わらない部分が有りますから、新しいテクノロジーで業界が変わって仕事が激減する心配も有りません。

*資格は、「葬祭ディレクター」という民間資格が有りますが、実務には大した影響のない資格です。これが無ければ出来ない仕事ではありません。

 

会社によっては、お客様に対して資格が有ることをアピール出来ることから、社内の昇給などの評価として、外部資格を取得させている場合も有るといった程度の資格です。

周囲からの目

昔は「葬儀社で働いている」とは世間では言いにくい雰囲気は有りました。

ところが、ここ2010年頃から、そんな空気は次第に感じなくなり、現在は「全く感じない」ような気がします。

それだけ「お葬式が身近」な存在になったということです。

 

2008年の映画「おくりびと」でも、主人公の元木雅弘さんが奥さん(広末涼子さん)に内緒でお葬式の仕事をしているのがバレた時に「触らないで」と露骨に嫌な態度を取られていました。

あのシーンは他人ごとでは無かったので、とても心に残っていますが、いまではそんな空気は感じなくなりました。

この映画は、日本アカデミー賞だけではなく、アメリカのアカデミー賞外国語映画賞も取った映画です。

 

 

2012年には、テレビドラマ「最高の人生の終わり方~エンディングプランナー~」でジャニーズの山下智久さんが葬儀社の仕事を継ぐ役柄を演じています。

昔は、お葬式を担当していて一連の仕事が終われば「会う時は誰かが亡くなった時だから当分は会いたくないね」なんて言われました。

 

ところが、2010年頃からはお仕事が終わっても「今度、ご飯に食べに来てよ」とか「相談に乗って欲しい」とかで、ご遺族との交流が増えて、とっても可愛がってもらえるようになりました。

そんな雰囲気ならば、こちらもお邪魔しやすいので、お盆の時・ご命日・お彼岸などで顔を出せる時には連絡します。

 

そうすると、さらに人間関係が深くなります。

*自分の意識も変わったのかもしれませんが、周囲の目や雰囲気も確実に変わった気がしてなりません。

だから、胸を張って「お葬式の仕事をしています」と言えるようになりました。




 

葬儀社で働いて実感したこと

「人は必ず亡くなる」ということを実感しました。

だから、僕は良い意味で「死ぬことに対しての恐怖感は無くなりました」。

 

そして、「人は誰でもいつ死ぬか分からないんだから、後悔しないように生きなきゃ」と以前より強く思えるようになりました。

 

最後に

就職は「マッチング」が一番のポイントです。

当然、入る会社によって「善し悪し」や「雰囲気が自分に合っているかどうか」は有りますが、それはどんな業界で仕事をしても同じです。

 

「業界でも良い会社」「自分に雰囲気が合う会社」。そんなところと出会えても入社のOKを取り付けなければ仕事が出来ません。

また、入社してから「自分には合わないな」とか「想っていた雰囲気とは違うな」となるケースも有ります。

 

そんな場合は「マッチングが悪かった」だけですので、辞めればOKです。短い期間で辞めれば、次の求職活動で履歴書に書く必要も有りません。そして、その業種の事が気に入ったならば「同じ業界で別の会社を探せば良い」と思います。

昔のように、「1つの会社で長年勤めあげる」「終身雇用」なんてことは無くなっています。

「自分の人間性をアップさせつつ、自分のスキルやキャリアをアップさせて、その時々で自分に合った会社を早く見つける・見つけてもらう」ことがポイントだと思います。

 

知識や経験や人脈は必ず役に立ちます。異業種の知識・経験・人脈でも、自分の中でブレンドされることで将来的に様々なことが繋がって役に立ちます。

 

怖がらずに興味のあることにチャレンジしてください。

 

👉「前向きになれる言葉」はこちら。

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