「前向きに」って言葉では簡単に書けますが、そんな簡単なもんじゃなくないですか…?
すぐに実践できたり気持ちを切り替えれるなら、悩まなくて済みますよね?!
だから、私は人に対して「前向きに生きよう」「ポジティブになろう」なんて簡単に言えません。
しかし、この記事に来てくれたあなたは「前向きになれる言葉」をチェックされています。
50年を超えた私の人生経験の中から「参考になる内容は書ける」と思い記事にしましたので、何かの参考になれば幸いです。
そこで、ここでは「自然と前向きになれるような」おすすめの「シンプルな短いフレーズ」を3つだけ厳選しました。
それに加えて、おすすめな実践法もまとめていますので、参考になれば嬉しいです。
「自然と前向きになれる短いフレーズ」おススメ3つ!
これからご紹介する3つの言葉・フレーズは、もしかすると、あなたの人生を幸せにしてくれる言葉になるかもしれません。
私は、何か嫌なことや悪いことが有れば「おまじない」のように心でつぶやく言葉が有ります。
すると、とても落ち着くことが出来るようになりました。
そして、気持ちの切り替えが以前よりも早くなって、楽に考えれるようになりました。
その「おまじない言葉」が、次にご紹介する3つです。
「仕事、恋愛や失恋、病気、受験、天災…」予期せぬことや思い通りに行かない色んなことが起こります。
何かの参考やヒントになれば幸いです。
少欲知足:しょうよくちそく
(仏教用語・お釈迦様が言われたとされる言葉)
「少ない欲でも、足りていることを知ることは大事」。
いま有ることに感謝。
その気持ちが無ければ「あれも欲しい、これも欲しい。あれも足りていない、これも足りていない・・・」って気持ちになりがちです。
言い換えると、「不足していることに気持ちをフォーカスするのではなく、足りていることにフォーカス」するから「気持ちが穏やかになる」。
その気持ちで「自分が厳選した欲に向かって自分を見つめる」。
私は、これに気が付いて、とっても生きやすくなりました。
「どこに焦点を当てるか?」で見え方が変わるように思います。
「不幸な部分」ばかりに焦点を当てるのと、
「幸せな部分に気が付いて、より良く」に焦点を当てるのとでは感じ方が違います。
「今の自分の足りている部分=幸せな部分」にも気が付きつつ、「少欲知足」の精神で、コツコツ・ぼちぼちと「より良く」を目指したいものです。
(人間)万事塞翁が馬:にんげん・ばんじ・さいおうがうま
この言葉は古代中国の故事(大昔から伝わる事柄や話)からです。
「人間万事塞翁が馬」の最初の「人間」は「にんげん」もしくは「じんかん」と読みますが、「世間・世の中」という意味で使われています。
「塞翁」は「塞:とりで」に居る「翁:おきな=老人」です。
この老人の持っていた馬にまつわる話です。
*辞書的な説明は、このように書かれています。
「人生の幸不幸は予測できない」ということのたとえ。
この言葉は「世の中に起きる悪いことも良いことも予測が出来ず、それに振り回されてはならない」という解釈も出来ます。
様々な人がこの言葉を座右の銘にしているのは、深い解釈の仕方が出来るからです。
他人と過去は変えれないが自分と未来は変えれる
エリック・バーン(カナダ出身の精神科医・心理学者1910~1970)の言った言葉のようです。
この言葉は、一時期に世間で注目された「アドラー心理学」の本を読んでいる時に出会いました。
当たり前のことですが、嫌なことが起きれば、そのことばかりに気持ちが向いてしまいます。
そして、「あんなことをするんじゃなかった・・・」とか「あの時は、こうしたら良かった・・・」なんて、過去に気持ちをフォーカスしてしまいがちです。
でも、この言葉を知ってから「過去は変えれないから、未来を変えれるように考えてみよう」と、気持ちを過去ではなく未来に向けることが出来るようになりました。
そして、嫌なことが有れば相手を責めがちだし相手の悪いところを探そうとしてしまうことも有ります。
これも、「過去」と同じような捉え方が出来ます。
「相手」は変えようと思っても「簡単には変わらないし、きっと相手の気持ちを変えることは難しいかったり無理だったり」します。
そこで、気持ちを「相手」ではなく「自分」に向けることの方が状況は変わりやすいと気づくことができました。
ということは、「自分=未来なんだ」と思えるようになりました。
おすすめな実践法
ここでご紹介した3つの言葉以外で、非常に参考になるのは、まずは、私がおススメしたいのは「アドラー心理学」です。
アドラー心理学とは?
簡単に説明します。
アルフレッド・アドラーさん(オーストリア生まれ:1870~1937)が提唱し、後継者たちが発展させてきた心理学で有り、哲学のような考え方です。
まず、「人が幸せに生きるにはどうすれば良いのか」を分かりやすく定義しています。
人生の悩みはすべて対人関係の悩みである
これについては、「すべて」とは言えないまでも、多くの部分は対人関係が関わってきます。
そして、悩みから脱却するカギは「自分」であり、
「人は、自分が変われば悩みから脱却できる」と説かれています。
「人は変われる!」と提唱されています。
アドラー心理学:自分を変えるための5つのキーワード
1・課題の分離・・・「自分の課題」と「他者の課題」を分けることで気持ちが楽になる。
2・承認欲求の否定・・・「他人から承認されたいという欲求」はホントは必要ないんだよ!という考えです。それが強ければ強いほど、自分らしく自由に生きられないのです。
3・認知論・・・「モノの見方を変える」ことで、気持ちの受け止め方が変わってきます。
4・目的論・・・過去の原因に気持ちをフォーカスするのではなく、「先の目的に気持ちをフォーカスすることで行動は変えることが出来る」という考え方です。
5・自己決定性・・・「自分が決めて行動していることが多いのだから、自分次第で人生は変わる可能性が高い」ということです。
👉楽に生きる役に立つ「今日から使えるアドラー心理学」はこちら。
アドラー心理学以外のおススメ実践法
人と比べない
「人は人、自分は自分(我は我)」という言葉も有ります。
人と比べてばかりは「疲れます」…。
実際、人と比べないで生きることは不可能だし、資本主義の経済社会では「人と競争する」ことも非常に大事なのですが、競争ばかりしていると疲れます…。
人と競争する事よりも、自分の成長に目を向けたいものです。
人と自分を比較するから、人よりも「優越感」を感じたり「劣等感」を感じたりするのであって、他者との比較をする考え方から少しでも抜け出すと「その分の気持ちがとても楽に」なります。
「少欲知足」で今の自分の足りていることに気持ちを向ければ、他者との比較は少なくなって、気持ちが軽くなると思います。
中道
「ちゅうどう」と読みます。
これも仏教用語なんです。
「道の真ん中」、「端ではない=極端ではない」という意味です。
言い換えると、「いい加減」ということです。
なんでも、「自然体で、ほどほどで良いよ」ということです。
頑張らない
私が、この発想の言葉に出会ったときは「カルチャーショック」でした。
受験社会・競争社会に生きて、常に人と自分を比べることが当たり前に生きていました。
そして、「頑張るのが正しい」という思い込みで生きていました。
ところが、「ひろさちや」さんという人が書いた「がんばらない・がんばらない」というタイトルの本に出会って、それを読んだ時には「なるほど」がいくつも有りました。
私たちは「がんばります」「がんばって~」って簡単に使います。よく使う便利な言葉です。
「頑張る」とは「頑な:かたくな」に「張る=意地を張る」ことです。そう考えると、ホントは良くない表現ですね・・・。
「石の上にも3年」「継続は力なり」と有るように「続けて積み重ねること」が何事も大事なんでしょう!
もちろん、「頑張るんだ!負けるもんか!」と、今の逆境や競争相手に対して自分を奮い立たせて歯を食いしばることも時には必要だと感じます。
しかし、「並外れた精神力」が無ければこんな気持ちは長続き出来ないのが現実…。
「好きこそものの上手なり」という言葉も有るので、「なにごとも継続するには、頑張ることも大事だけれど、本来は自然体や楽しみながら続けること」が「継続や上達の秘訣」のはずです。
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「そわか」の法則
この言葉は、作家の小林正観さんが提唱されている法則です。
「そわか」とは、何だと思いかすか?
「そうじ」
「わらい」
「かんしゃ」
の頭の文字を取って「そわか」なのです。
*掃除をして身の回りをキレイにし、笑いを心掛け、周囲に感謝の気持ちを持っていると、「ハッピーになれる」「ハッピーなことを引き寄せる」ようです。
👇小林正観さんは「不思議」な人ですが、心が和みます👇
最後に
「幸せやハッピー」は、どうしても「お金や地位」などを中心に考えて人と比べてしまいがちです。
それも大事な要素ですが、そればかりに目を向けると「劣等感」を感じて、収入や地位を手にしても「いつまでも満たされない」かもしれません。
ということは、「幸せな気持ち=お金や地位」とは限りません…。
「幸せやハッピーな気持ちは、お金や地位が有っても無くても感じることが出来る」ということが分かりました。
それならば、なるべく「幸せ感=ハッピー」な気持ちで居たいですよね?!
「他者と比較せずに、自分の考え方次第でハッピーな気持ちに成れる方法を見つけ出す工夫をしよう」と思うようになりました。
この記事が、何かの参考になれば「ハッピー」です。
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