「価値観の違い」を検索すると、それに続く色々な言葉が出て来ます。
そこから「価値観の違いは悩みの種である」ということが見えて来ました。
価値観の違いで様々な問題が起こってしまいます。
別れ・離婚・喧嘩・婚約破棄・押し付け・ストレス・トラブル・疲れる・我慢など。
夫婦の離婚原因の1位は「価値観の違い」だそうです。
離婚もカップルの別れも、いくつかの出来事が起こって別れるに至ったのでしょう。それらの出来事から感じたことが「価値観の違い」と表現されています。
「考え方や常識が違う」のは誰しも「当たり前」です。
今回の記事は、「価値観の違いって簡単に言うけれど、どうすれば価値観違いのトラブルから脱出できるのか」の解決策について掘り下げて考えてみました。
きっと参考になると思います!
価値観の違いとの付き合い方
価値観の違いは、カップルや夫婦・友達関係や職場など、人間関係において「トラブル・喧嘩・別れ・結婚できない・ストレス」の大きな原因になっていることが判明しました。
人間関係において、価値観の違いについて悩みだすと、普通は大きく分けて次の2つについて考えます。
①どう対処するべきか?
・別れるべきか?
・我慢するべきか?
・喧嘩しても良いのか?
・違いが埋まるのか?
・乗り越えられるのか?
・認め合えるのか?
②改善方法はないか?
・すり合わせ方
・付き合い方
・治す方法
・乗り越え方
では、これら2点について考えます。
①どう対処するべきか?
夫婦にせよカップルにせよ、価値観の違いで悩むに至る場合は、次の2点が考えられます。
1・もともと価値観は近かったのに、月日の経過でお互いもしくは片側の価値観が変わって行った場合。
2・もともと価値観は違うのは分かっていたけれど、逆にそれが新鮮で魅力的に感じた。それで好きになったけれども、やっぱり価値観が違うから上手く行かないと感じている場合。
これらが悩みの種になった場合、どのように対処すべきでしょうか?
まずは、考えられる対処法の大枠をピックアップします。
上記2のケース:
もともと価値観が合わないのは分かっていたけれど、それが新鮮で魅力的と思えるカップルの場合。
たいていは「合わない結果」に遅かれ早かれなりがちです。
ところが、
中には上手く行っているカップルが居ます。
価値観が近くないのに、なぜか上手く行っているのです。
上手く行っている理由は、
「色んな価値観の違いはあるけれど、人間性とか人格の面で尊重しあっているので、価値観の違いを超えて上手く行っている」のです。
別れるべきか?
「別れるべきか?」を考えている場合は、確率として考えると「別れるのが正解」となります。
ところが、「別れる決心できない」もしくは「簡単には別れられない」から悩んでいるはずです…。
別れるだけでもパワーを使いますが、「離婚」となると、さらに大変です…。
子供が居れば、さらに悩みます…。
☟このような場合の考え方を、下記にまとめています☟
我慢するべき?ケンカしても良い?
別れるという判断よりも手前の段階で、何とかならないかを悩んでいます。
ところが、
我慢は、結局は根本的な解決ではないので、我慢が今後も続きます。
ケンカしてしまうと、よほど上手に喧嘩をしないと、さらに関係は悪化しちゃいます…。
その他の対処は?
・違いが埋まるのか?
・乗り越えられるのか?
・認め合えるのか?
この3点については、「お互いの歩み寄り」が無ければ、僕は無理だと思います。
すでに「価値観の違い」で、上手く行きにくくなっています。
自然に埋まるわけは有りません…。
自然に乗り越えられたり、認め合えるわけも有りません。
片方の歩み寄りだけでは、理解しあうのは無理なのです。
「少しは関係が改善される」かもしれませんが、「我慢」は続きます…。
でも、お互いの歩み寄りがあれば、違いが埋まったり、乗り越えられたり、認め合うことは可能でしょう。
「お互いの歩み寄り」があれば何とかなりそうです!
*そのための話し合いが必要です。
「喧嘩」から話し合いの場に発展
そんな場合も有ると思います。
だから、ケンカは「やり方次第でプラスに働く」と思います。
我慢は、結局は解決方法にはならず、「我慢は我慢でしかない」のです。
ただし、ケンカや話し合いの時には「感情的になることを我慢する」ことは必要です。
理由は、「話し合いやケンカで感情的になった場合は、良い方向に行くことが不可能に近い」からです。
改善方法はないのか?
・すり合わせ方
・付き合い方
・治す方法
・乗り越え方
先ほどの、「対処」で考えたように、
お互いの歩み寄りがあって、この「改善方法」をお互いが実践すれば、上手く行くと思います。
お互いが実践することで、価値観の違いを埋めれたり、理解や尊重できたりするはずです。そんなカップルの場合は、「乗り越える事」は可能になります。
そもそも「価値観は人によって大なり小なり違います」。
生まれ育った環境が違います。
経験も違います。
お互いを尊重して、価値観の違いを理解しようと取り組めるならば、それほど素晴らしいことは無いと思います。
お互いを尊重して末永く仲良く居たいカップルの場合:
価値観の違いを感じ出した場合は、冷静に話し合って、お互いの感じていることをシェアして、お互いの感じ方を理解したり認めたり出来るはずです。
注意点としては、価値観は違うところがあって当たり前ですので、
お互いに押し付けない事でしょう。
そして、我慢する必要は有りません。
我慢するならば、「話すときに感情的になることを我慢」することです。
落ち着いて相手の話を聴いて、落ち着いて自分の話をして、価値観の違うところは、お互いが認め合う。
「そんな考えがあるんだ」と認めること、理解することが大切です。
「この人はこんな人なんだ」と、ある意味、「プラスのあきらめ」が必要です。
*心理学や哲学では、「あきらめる」とは「自分との違いをあきらかに認める」という解釈が有ります。
人と自分は必ず違うところがあるので、それを認める・それを理解する、ということです。
逆に言えば、お互いの歩み寄りが無ければ、「別れるか我慢するか」の2択だと思います。
*我慢することで、ケンカやトラブルや別れが起きにくくなりますが、いつまでもストレスを感じて疲れる原因となるでしょう。
諦める(あきらめる)
「あきらめる」のも1つの方法です。
相手に期待をしなければ、価値観が違っても、腹も立ちにくくなります。
*価値観の違う部分は多いし、たまに喧嘩や腹の立つこともあるけれど、別れるまでは考えていない夫婦の場合:
このような場合は、「あきらめ」ることで、精神的なストレスが減って我慢も減ります。
価値観の違いの原因は自分?
相手に「求めすぎている」場合も有ります。
<相手に求めすぎな例>
・分かって欲しい、分かってくれているはず。
・絶対に、このようにして欲しい。
・絶対に、このようにするべき。
100%価値観が合う人なんて世の中には100%いません。
自分の考えにこだわり過ぎると、価値観の違いではなく、自分で人間関係が上手く行かない原因を作ってしまっています。
どうしても別れられない場合
結婚をしているカップルで、どうしても別れられないケースが有ります。
子供のため、生活のため、何らかの理由で別れられない人は居ます。
かといって、話し合いが出来るような相手ではない…。
話し合いが出来るような関係性ではなくなっている…。
そんな場合は、
「我慢」するしかないかもしれませんが、将来に備えることをおススメします。
・いつかは自立できるような努力をする
・心理学を学ぶ
など「自分を変えることに意識を向けてみる」タイミングではないでしょうか?!
最後に
人って、自分が思っていることは相手には分かってもらえません…。
よほどの良い関係性ならば、自分の考えていることを相手に伝えなくとも理解してくれていることも有ります。ところが、そんなことって「ほとんど有りません」。
自分の考えていることを、相手にきちんと伝える事って、とっても大事だと思います。
・お互いが冷静になって、お互いを尊重して話をする。
・相手の考えが自分と違っても否定せずに受け入れたり、相手がそう思うなら尊重して自分の考えを押し付けない。
・考え方が違っても「違うんだから仕方がない」といった大らかな気持ちで「あきらめる=明らかにして受け入れる」。
こういった姿勢をお互いが持っていれば、価値観が違っても上手く行くと考えます。
お互いがそのようになれない間柄では、「割り切って付き合う」のが、精神衛生上は良いと考えます。
なぜならば、「自分は自分で変えることが出来ても、他者を変える事なんて出来ないからです」。
こちらに関しては、アドラー心理学がとっても参考になります!
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