たいていのモノゴトには、長所も有れば短所も有ります。
ということは、気が短いって事にも、メリットもデメリットも有るのです。
ところが、大昔から「短気は損気」と言われているように、短所(デメリット)のほうが多いのは事実です!
だから、あなたはこの記事に来られたと思います。
でも、「怒りは良くない」って頭で分かっても、なかなか改善するのは難しい…。
そう思うのは当然です。
僕も最初はそう思いました。でも、良い方法が有ったんです。
そこで、具体的な方法として、どうすれば良いのかを、シンプルに例を挙げて分かりやすく解説します。
この記事を読むことで、怒りのコントロールが以前に比べて出来るようになります。
怒りっぽい性格を直す改善法
怒りだけではなく、自分を変えるって難しいです。
きっと「すぐに改善できる方法」を探しちゃいませんか?
「すぐ」は至難の業だと思います!
ところが、徐々になら・少しづつなら、変わって行けることが分かりました!
そして、僕はこれを実践してみて、怒りやイライラがかなり少なくなりました。
実にシンプルなんです。
①自分に怒りやイライラ感が込み上げてきたら、
「込み上げてきた」ということに気付いて下さい。
認識してください。
「おっ、込み上げて来たな」と。
自分の心を第三者になったつもりで観察してみてください。
②「怒りが込み上げて来ているから冷静に成ろうか」とか「イライラしだしているから少し落ち着こうよ」と自分に問いかけてみてください。
「自分を観察」することは難しい事ではありません。
何か起こった時は、「冷静に成ってみよう」と一呼吸置いてみる
↓
そのことで、考える時間が出来て、観察する時間が出来る
↓
観察しようと思えば、少し冷静になって第三者的に物事が見える。
↓
第三者的(客観的)に観察することで冷静に気付くことが出来る。
↓
気付くことが出来れば、コントロールしやすくなります。
コツは、
まず自分はどんな時にイライラしたり怒りやすかったりするのか考えてみてください。
これを事前にシュミレーションしていれば、怒ったりする前の段階で、気付きやすくなります。
怒りに気が付く実例
以前の僕は、車に乗って前の車がゆっくり走っていたりするとイライラしてました(笑)。
「もっと早く走ってよ!」
②次にこんな事も冷静になって考えました。
自分の車を追い抜かした後も頻繁に車線変更をして急いでいる車。こんな車を見かけます。
ところが、そんな車に信号待ちで追いついてしまうことが頻繁に有ります。
「あんなに危ない運転をして先々行こうとしていたのに、してもしなくても結局同じじゃないの?!」って思ったことは有りませんか。
そうなんですよね、短い距離の場合、猛スピードで走っても、到着時間は思ったほど縮まらないんです。
そんなに慌てたり急いでも、たいして時間は変わらない…。危ない運転をすれば事故に繋がる確率は増えるし、イライラしたら自分が損です。
③だから、前の車がゆっくり走っていても、極力イライラしないでおこうと決めました。
やはり、決めた当初は、イラっとすることも多かったですが、その瞬間に「イライラ発生しかけてる!落ち着いて!」と思うと、心からスッとイライラ感が無くなっていきました。
最近では、滅多な事が無い限り、前の車がゆっくりでもイライラはしません。
以上のような意識をしていると、色んな場面で、怒りやイライラが顔を出しだす時には気付けるようになりました。
「あっ、出てきたな。そんな感情になるのは自分には損だ(良くない)から、落ち着こう」と思えるようになりました。
そうすれば、怒りやイライラの感情を持つ自分が少なくなりました。
お陰で今では、以前の自分よりも感情の起伏がかなり少なくなりました。
こんなふうに、自分がどんな時に怒ったりイライラしたりしがちかを考えてみてください。
そんな場面では特に注意をして自分の心の動きを観察してみてください。
癖の矯正の仕方
これも同じく、その癖に気付くことで回数が減ります。
癖は無意識に出てしまいます。
そこで、癖が出て来たことに気が付けば、その場は一旦止めてみる。
それを繰り返すことで出る頻度は減ります。
*その癖を「100%なくす」ことは必要ありません。
完全や完璧を目指すと疲れます…。
様々なモノの中にも長所と短所がありますから、「少しずつ改善」されることが素敵なことなのです。
感情を抑えにくい場合
「突然に感情が爆発する癖」が有る人もいらっしゃいます。
直情型とも言われます。
実は以前の僕も、どちらかと言えば直情型でした。
ここまでの説明で、通常ならば怒りに気が付いて抑えられるようになりました。
ところが、あるレベル以上の怒りや不快感を自分が感じた瞬間にスイッチが入り、感情が爆発して言葉や行動に無意識的に移ってしまい手が付けれなくなる…。もちろん、自分の心の観察も出来ません。
こういう傾向が有る人は、「自分にはそういう傾向が有る」と普段から意識する事です。
まずは、「意識してみる」「気を付けようとする」ことが第一歩です。
それが大事です。
怒りは「ダメ」?
ここまでの事を実践すれば、感情の爆発の頂点が今までよりも低くなっていきます。
少しずつですが、爆発の頂点が下がっていきます。そうすると、怒り(感情)が爆発しても、自分の心が観察できるようになっています。
これで、充分ではないでしょうか?!
「短気は損気」ですが、メリットも有るのです。
怒って当然な時・怒らなければならない時は有ります!
そんな場合でも「短気は損・怒りはダメ」といって、我慢する必要は無いと考えます。
ただ、冷静な自分を感じながら怒る場合と感情をまったくコントロールできなくなっている場合とでは、トラブルが起こるケースが増えてしまってしまいます。
「短気は大損」となって後悔します…。
何かの際は「深呼吸」
「深く呼吸」してください。
深呼吸のコツは「まず吐き切る」事にあります。
呼吸とは、字のごとく、まずは息を呼ぶために「吐く」。
一旦息を深く吐いてみてください。自動的に入って来ます。
ちなみに、「過呼吸」は、吸うばかりだから起こるようです。
最後に
自分の癖や行動の傾向で、この部分はあまり良くない・直したいって感じている部分が有れば、まず意識をしてみてください。
その行動を取った時に「やっちゃってるから、気を付けよう」と考えることで、その行動は以前よりも抑えられて、その積み重ねで出なくなります。
仮に、その癖が出た場合でも、意識していると以前よりはマイルドになっていたり頻度が少なくなってるはず。
「出ちゃった・・・どうしよう・・・なんで・・・」みたいに、その行動が出たからと言って落ち込まなくてOKです。
理由は、意識している時点で、確実に以前より変わっていますから!
なんでも「すぐには変わりません」。
これも「ぼちぼち」、仏教でいう「中道の精神」です。
大切な事は、「少しずつでも変化していく事」です。
自分の記録更新。
それは素晴らしい事です!!
*精神疾患などが原因で、怒りやすい・イライラしてしまう場合は、専門家にご相談ください。
*この記事は、自分の知識と経験を基に、自己啓発としての「自分を変えたい」という想いに対して「何かのヒントになれば」という想いで書いております。
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