【自己決定性】
心理学含めて〇〇学と呼ばれる分野は堅い表現が多いですね。
この「自己決定性」も堅いです(笑)。
ところが、アドラー心理学では「とっても重要なキーワード」なのです。
読んで字のごとく「自分で決めれる性質」ってことでしょうが、もう少し説明を加えると、
「自分次第で人生は変わる可能性が高い」という意味です。
自分を変えることは難しいのですが、
「自分を変えること」に人生の最大のカギが有ることを気付かせてくれるのが「アドラー心理学」です。
そして、
「少しづつでも変わろうとする気持ちや勇気を与えてくれる」のもアドラー心理学です。
そのアドラー心理学の中でも重要なキーワード:「自己決定性」。
この記事を読むことで、「自己決定性」というキーワードが
・理解しやすくなります。
ということは
・実践しやすくなります。
自己決定性とは?
アドラー心理学では「対人関係の悩みから脱却するカギは自分にある」と提言しています。
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キーポイントは「自分」です!
そして、自分自身は「変わろうと思えば変われる」とも提言しています。
また、対人関係の悩みだけではなく、自分の人生さえも「自分次第で変わる可能性が高い」ともアドラーさんは提言しています。
もちろん、「自分次第で変えることが出来無い事=自分でコントロールできない事」はたくさんあります。
ところが、
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ならば、「自分を変える」コツ=「自己決定性」のコツ
を掴みたいものです!
少しずつでも自分が変わることによって、少しずつ悩みから脱却できるコツを掴めるのです。
自分が変わることで、相手との関係性や自分の人生が変わります。
そこで、自分を変えるために、色々な「勇気」を持つことが必要となります。
その勇気を持って行動するコツを「自分を変えるための5つのキーワード」として示してくれていますが、その中の1つが「自己決定性」なのです。
自分次第で人生が変わるという実例
- 同じ親に育てられた「性別が同じ双子」の場合
とうぜん親が同じなので、生活環境は同じく育って行きます。
ところが、それぞれの人生に違いが出ます。
- 災害からの避難
災害に遭遇して、2人が同じ避難場所に居ます。
雨がひどくなったのでAさんは自分の荷物を持って避難所の2階へ移動。
Bさんは、大丈夫だろうと思い1階にとどまる。
ところが、その後に洪水となって1階に水が入り込みBさんは荷物も自分もびしょ濡れ…。
2つの例えは、どちらも「自分の意思で選んだモノで結果が変わっている」のです。
「次の行動を選んでいるのは自分であり、何を選ぶかは自分の意思」。
つまり、自分次第で人生に違いが出ます。
自己決定性から出てくる答え
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「自己決定性からの答え=意思決定や行動」は「自分次第」ですので「自分が導き出す」しかないのです。
その答えは「人によって違う」こととなります。
仮に、同じ答えから同じことを実行したからと言って、同じ結果が生まれるとは限りません。それぞれの状況が違うので結果も違います。
そして、その自分が出した「答えと結果からの試行錯誤」でコツを掴んでいくのです。
ということは、5つのキーワードを理解しつつ、「自分だったらどうするだろうか」という自分なりの答えを常に考えていかねばなりません。
これも、「自己決定性」なのです。
そして、行動する。
そして、その結果を見て試行錯誤する。
こういった「考えて行動して試行錯誤するという知的なプロセス」を繰り返す。
ここが、アドラー心理学の面倒な部分でしょうが、人間の考え方や行動は「すぐに変われるわけではない」ことも理解しなければなりません。
部屋の整理とアドラー心理学
「アドラー心理学」と「部屋の整理」には共通点が有ります。
それは「常に実践し続けることは面倒」な点です。
部屋の掃除と整理を一気に行なって、キレイにしたとします。
その状態を常にキープするのは、面倒だし難しい。
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キレイに越したことは無いけれど、常にキレイは難しい。
でも、「意識するのとしないのとでは大違いです」。
この積み重ねで、「変化」が生まれます!
最後に
行動は変えれます。
そこで、まずは「自分の行動について理解する事」が大切です。
自分はどんな癖があるのか、どんな思い癖があるのか?
そして、どんな行動をしているのか?
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「どんな行動をする方が良いのか」を考え、意識してみてください。
「意識できた時点で、すでに変わっている」のです!!
意識の例
例えば…
【自分の行動】
自分はどちらかと言えば短気だ。
【どんな行動をする方が良いか?】
短気ではなく気長になりたい!
【自分の行動に意識】
短気な自分が出てきたときに、「自分は怒りつつある」と意識する。
「落ち着こう!」と意識する。
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そうです、意識する時点で自分の行動に変化が出て来ます。
そして、この「意識してみよう」「変わろう」といった気持ちを持ったのは自分の決定です。
これも「自己決定性」なのです。
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この繰り返しを積み上げることで、自分は少しづつでも変わって行きます。
・気持ちが変われば、行動が変わります。
・行動が変われば、自分が変わります。
・自分が変われば、他者や自分と関わるモノゴトとの関係性が変わります。
・そうすれば、人生が変わっていく。
まさに、「アドラー」は心理学と言いうよりも哲学であり、現実的な実践方法を提示してくれている指針です。
*参考文献:「嫌われる勇気」岸見一郎・古賀史健著。2020年8月時点で「史上初2014~2019年、年間ベストセラーランキング6年連続TOP5入り」
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