スポンサーリンク

承認欲求とは?アドラー心理学を使った「承認欲求との付き合い方」が超おススメ!!

アドラー

「承認欲求」って言葉、なんとなく意味は分かるけれども、

どのように付き合えば良いのかって思いませんか?

「承認欲求」とは、

「他者から認められたいという欲求」

「周囲に受け入れられたいと思う気持ち」の事です。

この記事を訪れたあなたにとっては、
「じゃあ、承認欲求について、どう考えれば良いの?」
ってことが知りたいと思います。

 

そこで、この記事では「承認欲求」について一緒に考えて参ります。

この記事を読むと、

「承認欲求」をシンプルにまとめたので、

①今までより分かりやすくなります。

 

そして、アドラー心理学を活用するので、

②承認欲求との上手な付き合い方が分かります。




承認欲求とは?

「他者に承認されたい(受け入れられたい)と思う気持ち」の事です。

「自分を価値ある存在として認めたい」という、自分に対する意識もWikipediaの説明には含まれていました。

 

この欲求は「他者から認められるための努力」のモチベーションになります。

 

ところが、強すぎると「幸せな気持ちになれない」原因にもなります。

 

また、結婚詐欺師やヒモと呼ばれる人は、この承認欲求をうまく利用しているのです。

引用・出典元:Wikipedia日本語「承認欲求」

大きく分けると2つの種類と3つの承認意識

2つの種類

1・他者承認

<他人から認められたいという気持ち>

これが強いと、「人の顔色を見てばかり、他人からの評価が凄く気になってしまう」ことになります。

2・自己承認

<自分に対して自分が価値のある人間として思いたいという気持ち>

これが強いと、自己肯定感「自分はこれで良いんだ」という意識が持ちにくくなります。

いずれにしても、

どちらの承認欲求でも強すぎると劣等感が強くなったり情緒不安定になる原因になります。

 

3つの承認意識

上位承認

自分が他人よりも「優位」であると認められたいという欲求。

この欲求が強過ぎる人は、

ナルシストの傾向が強く、他人に対して猜疑心や被害妄想が強くなる傾向が有ります。

また、

自分が他人よりも優位に立ちたいがために、自己中心的な傾向が強くなる傾向性があります。

 

対等承認

自分が他人と対等であるということを望む欲求。

「人並みに認められたい」=「自分は人並み以下である」という劣等感が原因の場合が多い。

 

下位承認

自分が他人よりも下に見られたいと望む欲求。

「責任を負いたくない気持ち・他人に依存したい気持ち」が強い人が抱く欲求です。

*変な性癖(被虐的な性癖)のある人にも見られる傾向のようです。

 

承認欲求の悪用に注意

ズル賢い人は、人間が持つ上記の承認に対する欲求を悪用して、自分の思い通りに事を運ぼうとするケースがあるので、要注意です。

例えば、こんな人たちです。

  • 結婚詐欺などの「詐欺師」。
  • モノを巧みに買わせる販売員。
  • わざと下手に出てあなたに優越感を持たせて、あなたの感情をコントロールして自分を優位になろうとする人。
  • 自分を悲劇の主人公に仕立てて他人からの関心や同情を買うことで相手の感情をコントロールしたり自分の思い通りの関係を持ったりする人。

 




承認欲求との付き合い方

ここまでで、「承認欲求とは何か?」が分かりましたね。

いくつかの種類の承認欲求が有るのには少し驚きませんでしたか?!

僕も、自分に対する承認欲求や下位承認などは、知りませんでした。

 

どれを見ても、「承認欲求が強すぎるのは問題が大きい」ことは簡単に想像できます。

人として心が健康に生活するには、「適度な承認欲求」が肝心な気がします。

 

「適度な承認欲求」とは、具体的に書きますと適度な「他者承認・自己承認・上位承認・対等承認」でしょう!

残念ながら、下位承認の欲求を持つことは、おススメ出来ません…。

 

ところが、この「適度」が難しいと思いませんか?

どの程度が適度なのか分かりません…。

この記事が「承認欲求との付き合い方のカギは、適度に付き合うことです」で終わってしまうと、この記事の価値は低くなるので、さらに掘り下げます。

 

承認欲求とのベストな付き合い方

 

結論から言いますと、ベストな付き合い方は「承認欲求を無くす」「承認欲求を捨てる」という方法です。

 

「バカバカしい、そんなことは意味のない事じゃん」と思われたあなたは、もう少しだけこの記事を読んでみてください。

僕も、この話を聴いた時には「承認欲求が無いと向上心が無くなる間違った考え方」だと最初は思いました。

 

ところが、キチンと説明を受けると「なるほど!!」だったのです。

 

アドラー心理学「承認欲求の否定」

アドラー心理学では、次のように定義しています。
「人間の悩みは対人関係が原因」であり、その悩みから脱却するカギは「自分にある」。

 

基本の考え方は、

「自分が変われば対人関係の悩みから脱却できる!」

  • 他人は変えられないが、自分は確実に変われる。
  • 自分に出来ないことに目を向けても、結局は出来ない可能性が高い。
  • 「自分が出来ること」に目を向ける。

 

すると、自分が変わることで相手は変わらなくとも相手との関係性が変わる。

この実践法を「自分を変えるための5つのキーワード」として我々に教えてくれています。

 

その中の1つが「承認欲求の否定」です。

 

表現が堅いから、難しく聞こえます。

簡単に言えば、「他人から認められたいと思わなくて良いですよ!」なんです。

次に、「なぜ、承認欲求の否定が自分を変えるキーポイントなのか?」をわかりやすく説明いたします。




「承認欲求の否定」とは?

承認欲求の否定とは、「承認欲求を無くす」「承認欲求が無い」ことが良いという考えです。

「他人から承認されたいと思わなくても良い」ということです。

 

ここで質問です。

「他人から承認されたいと思わなくても良い」という考えに対して、あなたはどう感じますか?

 

👉そんなことをしたら、周囲との協調性が無くなってしまう…。

👉他者から承認されようと思わなくなると、いまの競争社会では負けてしまう…。

*僕は、最初は上記のように考えました。

競争社会で生きている我々にとっては「人から認められたいと思わなくて良いの?」って疑問が出ます。

冒頭に書いたウィキペディアの説明にも、「承認欲求は、他者から認められるための努力のモチベーションになる」と書かれています。

ところが、

「ほめられよう・他者に承認されたいという想い」が強ければ強いほど「ほめられるために・承認されるために、行動する」ようになります

「自分のためではなくて、他者の期待を満たすために生きる」ようになってしまうようです。

「なるほど」です!

 

この承認欲求が強いと「自分のため」よりも「他者の期待を満たすため」の意識が強くなってしまうのです!!

じゃあ、最初の話の「承認欲求を適度に持てば良いんじゃないの?」となります。

きっと、「適度」と表現すると、人によって適度の感覚が違うので、「否定」しているのだと感じます。

 

いきなりはそのような境地にたどり着けないのも事実です!

 

そこで、下記の事を考えるに至りました👇。

 

 

承認欲求の思い込み

さらに、深堀してみます。

・「周囲との協調性が無くなってしまう…」という考え、

・「他者から承認されようと思わなくなると、いまの競争社会では負けてしまう…という考え、

これらは、「思い込み」だと気が付きました。

 

<理由>

周囲から認められようという意識で言動していなくても、周囲が認めるような言動が自然にできている人は、周囲から認められるはずです。

 

ということは、競争社会でも負けるとは限らないどころか、結果的に勝っているのです!

 

「承認欲求の否定」:アドラーさんが言いたいこと

他者にほめられることに意識を置くと、ほめられれば「成功」・ほめられなければ「失敗」という考えに陥りがち。

「他者の期待を満たすためではなく、自分が信じる最善の行動を取れば良い」のです。

 

僕がなるほどと思ったのは、簡単にまとめると下記の通りです。

自分が信じる最善の行動を「取れるようになれば」、承認欲求は必要ない。

逆に「承認欲求が邪魔をして自分が信じる最善の行動を取れなくなることが多くなる。

だから、「自分が信じる最善の行動を取ろうと努力するには、承認欲求が邪魔をするから要らない」と考えることが出来ます。

「他者からの承認欲求にとらわれている人」は実は自己中心的?

実は、そうなんです。

この意味からも、承認欲求を否定するのです。

理由は「他者から見られる自分」を強く意識することは、他者を見ているようで、「実は自分を見ている意識がかなり強い」のです。

なぜならば、

「他者に良く思われたいから、他者の視線を気にしている」ことは、「結局は自分を良く見せたいという欲求」だからです。

*こういった観点からも、アドラー心理学では「承認欲求の否定」と提言していると考えます。

アドラー心理学のおさらい

  • 人は、どうすれば幸せに生きることが出来るのか?➡悩みの解決
  • 人間の悩みは対人関係の悩み。
  • その「対人関係の悩み」から脱却するカギは「自分」にある。
  • 自分が変われば、相手との関係性が変わる。相手の考え方などを変えることは出来ないが自分は確実に変われる。

自分を変えるための5つのキーワードの1つが「承認欲求の否定」。

だから、

「自分を変えるには承認欲求が邪魔をする。

自分を変えるためには、むしろ承認欲求は要らない!」

のです。

また、承認欲求が低ければ、結婚詐欺師やヒモと呼ばれる人から騙されにくくなります!!




「承認欲求の否定」から考えるポイントとヒント

アドラー心理学では、次のような考えも有ります。

「人生には正解は無い」

言い換えると、「人生には絶対的な正解は無い」ということです。

なぜなら、

自分という人間はたった1人であって、他の人とは同じなんてことはあり得ない。

「ほかの誰かと同じことをすれば幸せになれるか? 自分にとっては正解か?」と考えれば、「そうとは限らない」からです。

ということは、

「自分なら、どうするのか?」を常に考えなければならない」のです!

 

正解かどうかは、人によって違うので、自分なりに試行錯誤するしかありません。

「人生は他者との競争ではない」

劣等感は、100%悪いモノではないのです。

ところが、劣等感が大きい場合は、良くありません。

劣等感が有ろうと無かろうと、絶えず自分を高めていく努力は常に必要です。

実は、人と競争する必要は有りません。

・他の人よりも「上位」を目指すのではなく、自分が今の自分よりも前に進んで行けば良い。

結果的に「他の誰かよりも前に進む(勝つ)」ことになります。

 

・「自分のペースで前に歩いていくことが大事」なのです。

そして、他者と競争しなければ、その分の気持ちが楽になります。

上記の理由から、「承認欲求なんて捨てちまえ!」の考え方が、自分を変える5つのキーワードの内の1つなのです!

 

ところが、簡単には、承認欲求は無くなりません。

「承認欲求を無くしていく」ことは急には出来ませんし、「0」にすることは不可能でしょう。

「自分を変えよう、自分は変わりたい」と思うならば「承認欲求は邪魔をするから、意識をして少しづつでも減らしていこう」で良いと考えます。

これこそ「自分のペースで前に歩いていくことが大事」という発想です。

 

そして、この「意識をする」ことが何に関しても重要なのです。

スポーツでも学問でも生活でも、「意識をするから自分発で変わる」のです。

「自分を変えようとは思わない」「自分は変わりたいわけではない」のであれば、承認欲求を持っていても良いと言えます。

僕は「自分を変えよう」の考え方なので、「承認欲求」を少なくするように意識をしています。

 

アドラー心理学に興味を持った方は、こちらの本「嫌われる勇気」はオススメです。

史上初の2014~2019年(2019年終了時の調査)6年連続トップ5入りのロング&ベストセラー本です。


「Aさんには承認されないだろう…と思う行動を取ると、Aさんから嫌われるかもしれない」

👉これを考えて行動すれば、いつまでも自分は「Aさんに対しては本心での行動は取れない」ことになります。

「本心で行動する勇気」が「嫌われる勇気」でもあるのです!

 

 

また、このサイトでもアドラー心理学については、簡単にまとめた記事がいくつか有るので参考にしてください。

👉アドラー心理学とは?


アドラー
シェアする
ちそくをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました