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【アドラー心理学】認知論とは?視点を変えるとどうなるの?超分かりやすく解説。

アドラー

この「認知論」は、「リフレーミング」「視点を変える」など、言葉が変わって、色んな形で推奨されています。

表現は堅いのですが、簡単に言い換えると「物の見方や見る角度を変えると違って見える」ということですよね。

この考え方は、何かにつけて重宝します。

「アドラー心理学での認知論」は「人の悩みは対人関係から発生するので、それを改善するには自分が変わる」ことを前提とした認知論です。

仕事での発想力や対人関係を発展させる場合も、この「認知論=視点を変える」ことが役に立ちます。

そこで、この記事を読むと、

アドラー心理学での認知論が分かりやすくなり、認知論の良さが理解できます。

すると、認知論を活用しやすくなります!




認知論とは?

同じものを見たり聞いたりしていて、受け取り方が違うことって有りませんか?

これは、人によって「モノの見方や見る角度が違う」から起こります!

また、理解力の違いや、相手の発言の切り取り方の違いで、受け取り方が変わってしまいます。

 

よく使われる表現は「赤いレンズの眼鏡でモノを見れば赤っぽく、青いレンズで見れば青っぽく見える」という表現です。

 

それぞれの人の「フィルターを通して」モノゴトを解釈しています。

それぞれがモノを見たり聞いたりした場合は、「それぞれのレンズ=フィルター」を通した情報が入って来て、さらに「自分の考え方」で考えることになります。

自分なりの認知をしています。

それならば、

 

「認知の方法を変えることで感じ方が変わってくる」ということです。

簡単に言えば、これが「認知論」です。

 

視点を変えるとは?

・自分のモノの見方

・見る角度

・解釈の仕方

これらを変えることで、次の変化が起きます。

・モノの見え方が変わる。

・感じ方が変わる。

・考え方が変わる。

・行動が変わる。

 

また、1つの視点ではなく、いくつもの角度や視点から物事を考えるようになると次の変化が生まれます。

・先の予測が立てやすくなる。

・いくつかの先の予測を考えれると、リスクが下がる。

・解決策が増える。

・対人関係だけではなく仕事でも上手く行きやすくなる。

 

モノの見方を変えるには?

 

例えば、上記の「コップに水が入ってる写真」。

よくある質問ですが、あなたなら「どのように感じますか?」

 

1・コップに水が半分入っている。

2・コップに水が半分しか入ってない。

3・コップに水が半分入っている。

1は単なる事実です。

2「コップに半分しか入っていない」と3「コップに半分も水が入っている」とでは、捉え方が違います。

見方を変える2ステップ

①事実のみを見る。とらえる。

出来限り、1のように「事実を見る」習慣を身に付けたいものです。

②プラスの面で見る。とらえる。

次に3のように、「自分にとってプラスに感じれるような見方」が出来るように努力をしたいものです。

こういう感じ方を続けていると、モノの捉え方が変わってきます!!

 

視点を変えることのメリット

このような感じ方・捉え方をした方が良い理由が抜けています。

視点を変えることのメリットとは?

①行動が変わる

モノごとには、必ずと言っていいほど、「プラスの面とマイナスの面」が有ります。

マイナスの面に意識を向けた場合と、プラスの面に意識を向けた場合は、考え方に違いが出ます。

 

マイナスの面に重点を置いて考えると、考えが拡がりません…。

 

逆に、プラスの面に重点を置いて考えると、発想が拡がります。加えて、マイナス面も考慮に入れて対策を立てれます。

 

・考え方に違いが出ると、行動にも違いが出ます。

・行動が変わると結果が変わります。

だから、視点を変えることはメリットが大きいのです!

②先の予測が立てやすい=解決策が増えリスクが下がる

モノゴトにはプラスの面とマイナスの面があると書きましたが、

・プラスの面にもデメリット(マイナスな面)

・マイナスな面にもメリット(プラスな面)

両面が有りませんか?

 

【例:日なたと日陰】

日なたは明るいけれども暑い…。

日陰は暗いけれども涼しい…。

 

モノの見方や考え方を変えてみると、色んな面が見えて来ます。

もちろん、仕事でもプラスに働くことは間違いありません。

対人関係でも、人の良い面も悪い面も見えてくると人付き合いでのストレスは減ります。




「他人から、どのように見られているか?」

 

「他人からどのように見られているか?」の視点は「他者からの視点」です。

ところが、それをどう受け止めるかは「自分の視点=認知論」なのです!

 

これについては、「劣等感は自分が作り出している」というのもアドラー心理学での認知論の解釈です。

例えば、「背が低い」場合。

相対的にはそうかもしれないが「悪いこと」ではないはず。

また、異性との恋愛で考えた場合は、「背が低い」人を好む人は世の中には居ます。

また、「背の高さなんて、まったく気にしない」人も居ます。

 

例えば、「髪の毛が薄い」場合。

髪の毛が薄い人が「他人からバカにされている」と思っているとします。

髪の毛が薄いのは事実でしょうが、「バカにされている」かどうかは、正直分かりません。

 

本人の思い込みも多いのではないでしょうか?!

「劣等感は自分が作り出している・増幅させている」とも言えるのです。

 

実際に、僕は「髪の毛はかなり薄い」のですが、あきらめています(笑)。

考えても悩んでも、どうすることも出来ません。

育毛剤を使うのも1つの手段です。かつらを着けるのも1つの手段です。

 

でも、僕は、髪の毛が薄いことがメリットでもあるので、ある時から気にならなくなりました。

逆に、そのことを活用しています。

 

例:髪が薄い人のメリット

・散髪代がかなり安く済む。

・人に覚えて貰いやすい。

・夏は暑く冬は寒いが、どこでも頭を洗える。

・ドライヤーが不要。

などメリットが多いのです。

 

だから、育毛剤や薬に費用を掛けることを選んでいません。

人によっては、ここまで割り切れないと思います。

これも「認知論」。

 

モノの見方を変えて、デメリットではなくメリットに意識を向けるようにしているのです。

そうすることによって、ストレスや劣等感が少なくなり、行動が変わります。

外見に悩むことは理解は出来ます。

整形手術などをして、自分に自信を持てるようになったから、その後の行動や考え方が変わり人生も変わった人もいらっしゃいます。

だから、整形手術などは悪いとは思いません。

 

ところが、逆に、その後の人生が変わらなかった人や悪くなったと感じる人も中には居るのです。

この差は「運」と考えるかもしれませんが、僕は「考え方」にあると思います。

こういう視点からも、

「アドラー心理学での認知論的な視点で物事を考える」ことは、対人関係だけではなく自分がより良くなれる近道だと考えます。

 

嫌われる勇気

アドラー心理学に興味を持った方は、こちらの本「嫌われる勇気」はオススメです。

史上初の2014~2019年(2019年終了時の調査)6年連続トップ5入りのロング&ベストセラー本です。


 

「他者に承認されないと思う行動を取ると、その人から嫌われるかもしれない」

これを考えて行動すれば、いつまでも自分は「その人に対しては本心での行動は取れない」ことになります。

「本心で行動する勇気」が「嫌われる勇気」でもあるのです!

認知論を理解して「自分を変えていこうとする」ことも勇気なのです!

「過去は変えることは出来ない。でも、未来は変えれる。」

「他人の考え方を変えることは出来ない。でも、自分の考え方を変えることは出来る。」

「こういった考え方を受け入れること=いままでとモノの見方を変える」ので「認知論」なのです。

 

*このサイトでもアドラー心理学については、簡単にまとめた記事がいくつか有るので参考にしてください。

👉アドラー心理学とは?

 

「塞翁が馬」の話も「認知論」と共通しています。

👉「塞翁が馬」とは?


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