陰陽五行とは、「陰陽」と「五行」の考え方がドッキングされたものです。
「陰陽」と聞けば、「陰陽の考え方ってこうでしょ!」って想像がつくかと思います。
ところがきっと、「陰陽」の考え方は、あなたの想像とは違うんです…。
*「五行」については、調べたり教えて貰わない限り分からないですね…。
- 現代でも受け継がれている「陰陽」と「五行」。
- 様々な「占い」でも重要な考え方なんです。
今回は、「陰陽五行」を超簡単に分かりやすく記事にしました。
まず「陰陽説・陰陽思想」とは?
「陰陽の考え方」の事を「陰陽説・陰陽思想」と呼びます。
すべてのモノに良い面と悪い面がある。
- なんでも良い面と悪い面の両方が有る。
- その良い面が悪く働いたり・その悪い面が良く働いたりする。
例えば、
現代社会での「陰陽」の考え方は、
- 「陰」は「マイナス」で「悪い」。
- 「陽」は「プラス」で「良い」。
実はこの考え方、「間違いなんです!」。
陰も陽も「良い」のです。
陰と陽はセットで、表と裏のような関係。
世の中は「陰の要素と陽の要素が結びつく」のです。
例えば、
私は四柱推命を学んでいますが、初心者の時、師匠に「四柱推命で一番良い命式ってどんなのですか?」って質問したことがあります。
答えは、こうでした。
「世の中には、完全や完璧は無い。良い面の中には悪い面があり、悪い面の中には良い面がある。
良い場合は浮かれすぎず、悪い場合は悪いなりにどうするかを考える。
その参考になるのが”四柱推命”なんだよ」
「五行説・五行思想」とは?
「五行の考え方」の事を「五行説・五行思想」と呼びます。
地球のモノゴトは、「木・火・土・金・水」の要素から出来ていて、5つの要素に分けることが出来る。
そんな考え方です。
また、
「この5つの要素がお互いに影響しあい相手を攻撃したり生み出したりして、世の中のモノゴトが動き変化し、循環している」という思想です。
様々な要素を5つのグループに分け、他のグループとの関係性を判断材料にしています。
他のグループと仲が悪かったり良かったりするのです。
相克(相剋):そうこく
相克とは「対立するものが互いに相手に勝とうと争う」こと。
簡単に言えば、
「じゃんけん」の関係です。
- 木は金に弱い。(木はのこぎりで切られる・紙は木から出来ていますが、はさみで切られる)
- 火は水に弱い。
- 土は木に弱い。土の養分は木に吸われてしまう。
- 金は火に弱い。金も鉄も火によって形が変わってしまう。
- 水は土に弱い。水は土でせき止められる。
相生:そうせい
順送りに相手を生み出していく関係を表します。
- 木は火を生み出し
- 火は土を生み出し
- 土は金を生み出し
- 金は水を生み出し
- 水は木を生み出す。
- 木は燃えて火を生み出し
- 火で燃えた木などが土を生み出し
- 土の中から長い歳月で鉱脈(金)が出来
- 金属の表面には水滴が付いて水を生み出し
- 水分や水に溶けた栄養を吸って木は生み出されます。
「陰陽五行」とは?
ここまで説明した別々の考え方が、紀元前300年以降の中国でドッキングされました。
- 陰陽思想の方がかなり昔から中国では存在していたようです。
- 五行思想は紀元前300年頃に中国で生まれたようです。
この「陰陽五行」思想は、中国でも日本でも基本的な考え方として日常生活に今なお「我々が知らないところでも」取り入れられています。
なんと2000年以上もの間、我々の生活に取り入れられていることになります。
その名残が、12支であり「えと:干支」です。
昔は時間を12支で表してました。
「子:ねの刻」「丑:うし三つ時」などの表現です。
干支は実は60種類あります。
10種類の「干」と12種類の「支」の「陽と陽」「陰と陰」がくっつくので、60種類なのです。
還暦は「自分が生まれた年の干支が、60年ぶりに再び巡って来た」からお祝いをするのです。
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