2020年9月10日、俳優の伊勢谷友介さんが大麻所持の疑いで送検されました。
これまででも、良いニュースも悪いニュースも報道されている伊勢谷さん。
有名になると、ある事・無い事を取りざたされるのでしょうが、関係者では無いので、事の真相は分かりません。
先日には、異母兄弟である山本寛斎さんがお亡くなりになられたばかりです。
「今年2020年は伊勢谷さんにとってどのような1年なのか?」が気になり、
四柱推命で視てみました。
伊勢谷友介さんの命式と五行図
秀才の集まる「東京藝術大学」出身。
モデルもされていた伊勢谷さん。
俳優以外でも近年では「社会貢献活動」にも力を入れ、企業の代表も務め環境問題にも取り組んでおられました。
そんな伊勢谷さんですが、以前は「DV」報道・今回は「大麻所持」と、伊勢谷さんの経歴からは想像しにくい「なにか」があるのでしょうか…?
凄い才能が有って脚光を浴びる陰には、凡人の私では分からない苦しみや葛藤が有るのでしょう。
では、
どのような傾向性が「四柱推命で読み取れたか」を、シンプルに説明いたします。
命式
命式を視ますと、下記の通りです。
①生年月日から導いた命式
吉星の「食神」「印綬」が有ります。
「食神」は吉星で、
衣食住の神とも言われ「自分の力で富を生む」星です。
「印綬」は吉星で、
意味合いは「優しい・共感性が高い・思考優位」。
*「印綬」と「官星:正官と偏官」の並びは非常に良い
とされていますので、まさに、その通りの並びとなっています。
*「食神」は「財星:正財と偏財」と並ぶのが良い
のですが、正財も偏財も、生年月日の命式には有りません。
*「財星:正財と偏財」は「官星:正官と偏官」と並ぶのが良いとデータ上では言われています。
生年月日の命式には「正官・偏官」ともに有ります。
ということは、伊勢谷さんの場合は、
財星(正財か偏財)が巡って来ればとても良い運気になります。
*「食神」は「偏印」が出てくると要注意!
倒食と言って、心と体の健康面に気を付けるようにします。
②2020年の伊勢谷友介さんの命式
左の大運(今を含んだ一定期間)と流年(今年)、
右の生年月日からの命式を組み合わせて視ます。
まずは、命式で以下の事が分かります。
*2020年は、生年月日の中に多い「官」を傷つける「傷官」が流年(その年)に巡って来ています。
*財星は巡って来ていません…。
*2020年は、「比肩:ひけん・劫財:ごうざい」という「孤立・別れ」を暗示している星が共に巡って来ています。
2020年の五行図
五行図の簡単な見方
円の内外を合わせて、1か所にマーク(しるし)が集まると、強く出過ぎて良くないとされています。
逆に、
それぞれの星のエリアの円の内外にマークが無い場合、気の巡りが滞って悪くなります。
伊勢谷さんの2020年の五行図は下の通りです。
*財星にマーク(しるし)が1つも無いので、気の巡りが悪い1年です。
比劫星にマーク(しるし:星)が多い2020年
比肩星(比肩・劫財・敗財)は、「自我」を意味します。
ここにマークが多く固まると、
「自我が出過ぎる」ので要注意です。
劫財は「強気の失敗」…「自分から強気に出て失敗しがち」
敗財は「弱気の失敗」…「周囲の事情に流されて失敗しがち」
を暗示しているとされています。
特に、2020年の流年で巡って来ている星は「劫財」です。
強気の失敗に要注意な1年です。
2020年と2019年を比べると
2020年
2019年
*比劫星は2020年のほうが多いので、傾向は強くなる。
➡劫財が巡って来て、比肩も大運であるので「孤立・別れ」を暗示。
*財星は2020年も2019年も、どちらも「0」。
➡気の巡りが悪い。
*2019年より2020年のほうが、マークの集まりに偏りがある。
➡気の巡りが2020年のほうが悪い。
*2019年は倒食しています。
2019年は?
2019年に巡ってきている流年の星は「偏印」です。
*「食神」も流年で同じく巡って来ていますので、「倒食」しています。
(残念ながら、倒食解除は有りません…)
偏印は「病:やまい」を暗示しています。
(病は、体も心も暗示しています)
*特に、倒食している場合には急に病気になることが有ります。
倒食とは?
「食神」と同時に「偏印」という星が出てくれば、
「倒食:とうしょく」と言います。
「食神を倒す」のです…。
食神の福の面を倒してしまう凶作用となります。
そして、
内面的な葛藤が激しくなります。
しかし、
「偏財」を同時に持っている・もしくは流年や大運(その年やある運気期間)に巡って来れば、
「偏財」の数の分の倒食が解除されます。
2019年の命式には、残念ながら「偏財」が有りませんので、
2019年は「1つ倒食しています」。
2019年と2020年を視ますと…。
ここまでをまとめると、
「2020年の流れは、2019年から続いている」と推察します。
2019年のほうが倒食している分、「キツイ1年」だったと思われます。
そして、
2020年は「劫財」「比肩」が巡り、「孤立・別れ」の傾向性と気の巡りの悪さが原因で、今回のような形で事件として露見したのかもしれません。
2018年以前は?
四柱推命では、「大運」という考えが有ります。
「大運」とは「ある期間の運気」です。
流派によって考え方が違うのですが、
10年毎とする流派が多いです。
今回の安田式では、「1年~10年」という考え方で、生年月日によって周期が違います。
安田式で考えると、
周期が長いと、「良い星巡りも悪い星巡りも長く続く」こととなります。
周期が短いと、悪い巡りは早く変わりますが、浮き沈みが大きくなります。
伊勢谷さんは、安田式で考えますと「10年」周期ですので、「財星」の無い時期が長く続いています。
ということは、
40歳代は「しんどい」時期であると推察します。
2018年
*2017年には「比劫星」に、かなりマークが固まっています。
*「流年と大運がまったく同じ」珍しい1年です。
2016年は食傷星と比劫星にマークが多いです。
官星にも多いのですが、これは生年月日からの命式自体が「官」が多いので、生涯にわたり官星にはマークが多くなっています。
2015年は倒食解除になっていますので、倒食していません。
2021年以降は?
2021年は下記となります。
2021年は要注意の1年です!
2022年には「やっと財星」が巡ってきます!
五行図では、気の巡りが「かなり良く」見えます。
*2023・2024・2025年にも「財星」は1つづつ巡って来ています。
2026年は要注意です。
2026年から「大運」が新しい10年に移ります。
吉星の印綬が2つも10年間は巡っていますので、
「印星」が強くなります。
「印綬」と「官星」は良い組合せですので、2026年は何かが起きるかもしれません。
「官星」は「社会性」の星ですので「社会的な地位」を暗示します。
*官星に固まり過ぎているのは少し気になりますが、
今回の事件でのご苦労を活かして、2022年以降の財星が巡ってきた良い流れが2026年で1つの形になるのかもしれません。
最後に
何かが起こった時に、その方の生年月日を調べ、日本でお生まれならば、命式などをチェックしています。
すると、
*四柱推命は、算命学と同じルーツの紀元前から中国で始まった統計を基にした学問です。
算命学は中国王朝で継承され独自に発展したモノ。
四柱推命は、日本で継承され独自に発展したモノです。
単純に「年」や「月」を単体で視ているのではありません。
年月日(分かるなら時間も)をセットとしたデータから、
長い歴史の中で分析を積み重ねた結果の傾向性を診ています。
単なる占いのように思われている場合も有りますが、知れば知るほど「統計学」だと理解できます。
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