2020年9月14日、女優の芦名 星(あしな せい)さんがお亡くなりになられました。
1983年11月22日福島県のお生まれ、御年36歳。
突然の悲報に驚きました…。
心よりお悔やみを申し上げます。
急な報道だったので、四柱推命で今年2020年の命式を見た結果などを簡単にまとめました。
芦名 星さんの命式と五行図
ファッションモデルから女優に転身され芸能界で活躍されていた芦名さん。
モデル志望だったので上京して高校進学。
目指した通りにモデルとしてデビューし、その後はドラマや映画・舞台など、自分の志す道を進んで行かれておられました。
映画界では、日本人としてのワールドワイドな活躍が期待されていました。
とても残念です。
命式
命式を視ますと、下記の通りです。
①生年月日から導いた命式
(生年月日から導き出された命式は、上の画像の右側)
年と月で、なんと「印綬」が4つも有ります。
「印綬」は吉星で、
意味合いは「優しい・共感性が高い・思考優位」。
*印綬が4つも有るので「超才能特化型」ですが、
下記の傾向性が強いというデータが有ります。
・自分の事を探られるのを強く嫌う傾向がある
・感情を表に出そうとしない
・考え方やアイデアが斬新
・考えすぎてしまうところがある
・目上の人から可愛がってもらえる
また、
年と月とが「まったく同じ並び」で驚きました…。
かなりの強運と才能を表しますが、良いことも悪いことも「繰り返す」という暗示が有ります。
②2020年の芦名さんの命式
左の大運(今を含んだ一定期間)と流年(今年)、
右の生年月日からの命式を組み合わせて視ます。
まずは、命式で以下の事が分かります。
*2020年は、「1つ倒食」しています。
(2019年は、もちろん倒食していません)
次に、五行図と合わせて視ます。
2020年
2019年
2020年と2019年を比較すると…。
*2019年も、比劫星と印星にマークが固まっていますが、他のエリアにもマークが有ります。
*2019年には、「倒食」は有りません。
これらの意味は、次のコーナーで解説します。
倒食とは?
「食神」と同時に「偏印」という星が出てくれば、
「倒食:とうしょく」と言います。
「食神を倒す」のです…。
食神の福の面を倒してしまう凶作用となります。
そして、
内面的な葛藤が激しくなります。
しかし、
「偏財」を同時に持っている・もしくは流年や大運(その年やある運気期間)に巡って来れば、
「偏財」の数の分の倒食が解除されます。
2020年の命式には、残念ながら「偏財」が有りませんので、
2020年は「1つ倒食しています」。
2020年の五行図
五行図の簡単な見方
円の内外を合わせて、1か所にマーク(しるし)が集まると、強く出過ぎて良くないとされています。
逆に、
それぞれの星のエリアの円の内外にマークが無い場合、気の巡りが滞って悪くなります。
芦名さんの2020年の五行図は下の通りです。
*財星にマーク(しるし)が1つも無いので、気の巡りが悪い1年です。
*流年(今年)には「偏印」:大運(36~40歳の期間)には「食神」が来て、2020年は「倒食」しています。
2020年は下記の命式にもなっています。
*財星は、偏印を抑え食神を守る星なのですが、財星が2020年は1つも無いので、倒食性が強くなります。
*比劫星が強く出ている場合も、倒食性が強くなります。
印星にマーク(しるし:星)が多い時
2020年に巡ってきている流年の星は「偏印」です。
偏印は「病:やまい」を暗示しています。
(病は、体も心も暗示しています)
*特に、倒食している場合には急に病気になることが有ります。
特に、
印星にマークが集まっている時には、「考えすぎ」になりがちですので要注意です。
(もともと、印綬が多いので印星に星が固まりやすいです)
比劫星にマーク(しるし:星)が多い時
比肩星(比肩・劫財・敗財)は、「自我」を意味します。
ここにマークが多く固まると、
「自我が出過ぎる」ので要注意です。
劫財は「強気の失敗」…「自分から強気に出て失敗しがち」
敗財は「弱気の失敗」…「周囲の事情に流されて失敗しがち」
を暗示しているとされています。
五行図で、
比劫星にマークが多い場合、
四柱推命でのデータ結果では
「孤立、別れ」に要注意です。
最後に
芦名星さんの悲報に際し、心からお悔やみを申し上げます。
何かが起こった時に、その方の生年月日を調べ、日本でお生まれならば、命式などをチェックしています。
すると、
*四柱推命は、算命学と同じルーツの紀元前から中国で始まった統計を基にした学問です。
算命学は中国王朝で継承され独自に発展したモノ。
四柱推命は、日本で継承され独自に発展したモノです。
単純に「年」や「月」を単体で視ているのではありません。
年月日(分かるなら時間も)をセットとしたデータから、
長い歴史の中で分析を積み重ねた結果の傾向性を診ています。
単なる占いのように思われている場合も有りますが、知れば知るほど「統計学」だと理解できます。
コメント