「自分の個性って何?」って思いますよね?
無料で診断できるサイトが有って、けっこう親近感が湧くので面白い!
おまけに、人との相性や、他人との関係性が理解できて「なるほど」って思える心理学が有るのです!
それは、「個性心理学」という統計学的な心理学。
自分や人の傾向性や相性、子育てのポイントなどに役立ちます!
実は、「動物占い」という名前で、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
「当たる・当たらない」ではなく「様々な側面を統計的に見て、こういった確率が高い」という傾向性を教えてくれる便利なツールです!
今回は、有名芸能人の例もご覧いただきながら、この「個性心理学」についての説明と読み解き方を「分かりやすく解説」します。
この記事を読めば、「個性心理学=動物占い」が理解できて、「少し活用できる」ようになるので楽しめます!!
個性心理学って占い?
個性心理学とは、統計学の1種です。
大きく分けて派閥が2つ。
- 「ISD個性心理学」
- 「個性心理學研究所」
この2団体が有ります。
*どちらも基本の考え方は同じです。
*「動物占い」とも呼ばれていますが、実は「統計学」なんです。
自分のキャラにマッチした動物キャラクターが診断結果で高確率で出て来るから不思議なんです。
統計学といった学問風にすると難しく感じて「とっつきにくい」ので、「占い」風にして、グループやキャラクターに当てはめたのです。
これが、「動物占い」です。
そうすることで親近感が湧いて、「けっこう有名な存在」になりました。
ところが、「なんだ占いじゃん」と占い嫌いには敬遠されちゃってます…。
そんな人は、「占い」とは思わずに「統計学」と考えて、騙されたと思って、一度試してみてください。
動物占いが「なぜ統計学」?
どうしても「非科学的」や「占い的」に感じる部分が有るかもしれませんが、もう少しお付き合いください。
理由は、「すごく使える超便利なツール」になるからです。
まず、生年月日(詳しくは時間帯も入力できます)で「グループやキャラクターを割り出し」ます。
自分が生まれた日の「地球と月と太陽」の位置関係が、生まれつきの気質に影響を与えているのでは?という発想から、たくさんのデータを入力して解析されたモノなんです。
「地球と月と太陽」の位置関係が変われば、「当然ながら引力や磁力の関係が変わる」のです。
これが、いわゆる「バースデーサイエンス」と呼ばれるモノの基本的な考え方です。
「地球・太陽・月・星」などの位置関係から割り出すのが、このサイエンスの共通したスタイルです。
例えば、以下の例では、傾向性なんて出ないと思いませんか?
①平成〇〇年生まれの人は〇〇な傾向。
➡1年間で「地球・月・太陽」の位置関係は大きく変わりますから、1年では傾向は出ません。
②〇月生まれの人は〇〇な傾向。
➡今年の〇月と昨年の〇月では、位置関係は違います。だから、〇月生まれの人の傾向は様々でしょう。
いつからの統計なの?
「四柱推命」をご存じですか?
四柱とは「生まれ年・月・日・時間」のこと、
この4つから推理していく学問が「四柱推命学」なのです。
原型は中国ですが、誕生は、紀元前400~200年頃と定かでは無いのです。
もともとは「四柱=生年月日」で推測する方法ではなかったようです。シンプルで簡単な検証から始まったモノが、ドンドン複雑になって発展していき、中国で基盤が出来上がって行きました。
その考え方が、日本に上陸したのが江戸時代のようです。
そこから、日本独自の「四柱推命」という名前となり発展していきます。
*中国では、この「四柱推命」という呼称は見当たりません。
*四柱推命は複雑で難解ですが、的中する確率が高いことから、現在にまで受け継がれてきています。
👉四柱推命については、こちらの記事で分かりやすくまとめています。「占い?四柱推命とは?なぜ当たるのか?なぜ凄いのか?」
そこで、
個性心理学は、この古くから伝わる「四柱推命」がホントなのかを検証するために、現代のたくさんの人のデータを入れて解析していきました。
そのデータを基に体系化された統計学で有り、人の傾向性を推察する心理学です。
学問と表現しちゃうと「お堅い」イメージになります…。
そこで、世の中に広めようと知恵を絞って簡単にした結果、「動物占い」として登場しました。
その狙いが当たり、1999年頃にブームとなりました。
上記の理由から、「生年月日のハッキリしている人」で「日本で生まれた人」については、僕はこのデータを参考にしています。
というのは、昔の人は「生年月日が定かでない場合や間違っている場合が有る」ので参考になりません。
また、四柱推命は日本独自で発展したモノです。外国で生まれた人の統計データを、どこまで検証しているのか分からないので、僕は「日本で生まれた人」限定で参考にしています。
「個性心理学」とは?
【第1のシンプルな考え方】
人間は、「大きく分けて3つのグループに分けることが出来る」という発想。
これを基にして、様々な側面で分析をしていきます。
何が基準となって3つに分かれるかと言いますと、「誰でも持っている3つの価値観」のバランスです。
「3つの価値観」でのグループ分け
- 「合理性」
- 「人間性・人情・人間関係」
- 「感性」
この3つのどれを重視するかで、考え方や行動に当然変化が出ます。
この重視の仕方は、我々は時と場合によって変えているのではなく、どんな状況でも無意識的には「同じ傾向性」が有るようです。
この3つのグループには、それぞれ分かりやすくグループ名が付いています。
「合理性」に重きを置いているグループ
「地球:アース:EARTH」
「合理的か」が1番のポイントで、「合理的」に言動する傾向が強いのが特徴です。
「人間性」に重きを置いているグループ
「月:ムーン:MOON」
「人情」「人間関係性」を優先して考えて行動しようとします。
「感性」に重きを置いているグループ
「太陽:サン:SUN」
「感覚」「感性」を優先しますので、「ピン」ときたら「感性」で行動してしまいます。
3つのグループを、さらに分類して「12種類」に。
これらを、「個性心理学」では動物に置き換えています。
合理性重視:アース➡猿・虎・子守熊(コアラ)・狼
人間性重視:ムーン➡黒ひょう・たぬき・ひつじ・こじか
感 性重視:サ ン➡チータ・ライオン・ゾウ・ペガサス
*これらのキャラクターの特徴が、生まれ持った「気質」の基本的な部分です。
*同じグループ内でも、動物キャラが違うと個性に違いが有ります。
上記の12種類を、さらに60分類に。
同じ動物キャラクターでも、基本は同じですが数種類に分けられます。
*例:「優雅な」ペガサスなど、動物キャラの前に「まくら言葉」が付いています。
- アースの4種類の動物キャラクターはそれぞれは「6種類」。小計24種類。
- ムーンの4種類の動物キャラクターはそれぞれは「5種類」。小計20種類。
- アースの4種類の動物キャラクターはそれぞれは「4種類」。小計16種類。
<合計で60種類>
分析の基本方法:芸能人の例を使って
有名芸能人のデータを参考に、説明して参ります!
会ったことは無いけれども、テレビを通じて「なんとなく」ご本人の性質を想像していると思います。
なんとなく、「傾向」と「想像」がハマっている気がするかもしれません。
シンプルに3分類を見ます。
3分類(合理性アース:人間性ムーン:感性サン)を、基本は次の3つの側面で傾向性のチェックをします。
- 本質:生まれ持った気質
- 表面:人に見せる自分
- 意思決定:何かの意思決定する時に重視する価値観
それぞれが「合理性優位・人間性優位・感性優位」かを見ます。
そして、次に、その3分類での動物キャラが何なのかで、その動物キャラの特徴を考慮します。
<中居正広さん>
<香取慎吾さん>
<柴咲コウさん>
全体のウエイトバランス
上記の1・本質 2・表面 3・意思決定 では、その側面での傾向性が推察できました。
次は、全体的な「合理性、人間性、感性」のウエイトバランス(強弱)を推測する方法です。
- 本質:生まれ持った本来の気質の50%程度に影響
- 表面:生まれ持った本来の気質の30%程度に影響
- 意思決定:生まれ持った本来の気質の15%程度に影響
*上記の%を合計して、「全体的な価値観の強さ」を見ます。
上記3つを足せば95%です。
3つとも、同じ3分類ならば、「その価値観がスゴく強い」と推測します。
<例>
- 「本質・表面・意思」3つとも同じ➡その価値観の傾向がかなり強い。
- 「本質はアース」・「表面と意思はムーン」➡アース(合理性)が一番強いが、ムーン(人情)の気質もシッカリ兼ね備えている。
- 3つとも違う➡本質の3分類・表面の3分類・意思の3分類。3つとも持っていると、そのバランスを見る。例えば、「本質:ムーン・表面:アース・意思決定:サン」ならば「・本質:ムーンが50%の影響 ・表面:アース:30%の影響 ・意思決定:サン:15%の影響」。*全体的には、こういった強弱が推測できます。
*注意点:「本質・表面・意思決定」に3分類の何かが無い場合でも、「その価値観を持っていない」訳では有りません。👇
<仲里依紗さん>感性が強い
<中尾明慶さん>人情が強い
この3つの価値観は誰しも必ず持ち合わせているので、診断結果に出て来なくても「その価値観を持っていない」のではありません。
少ないとしても、「必ず持っている」のです。
*言い換えれば「ほかの価値観が強い傾向が有る」ということです。
本質と表面が違う場合。
人に見せる自分と、本来の自分が違うタイプの人に多いパターン。
ということは、仲良くなれば「この人、第一印象と違うなぁ」と思われやすいのです。
<鈴木亮平さん>
そう思われたくない人は、意識的に診断結果に出ている本質の部分を最初から出していくことで改善されます。
本質と表面が同じ場合
第一印象もその後の印象も、あまり変わらない傾向が強い。
<浜崎あゆみさん>
他の分析も出来ます!
*リズム
その日の中・1週間・1カ月・1年という期間内の「バイオリズム」も傾向です。
*レール
生まれ持った基本的な「本質」とは違う、生きる上での「指針」のようなモノの傾向性です。
*幼少期は「本質」が出やすい傾向が強いと言われています。
その後、社会経験や人生経験と共に本質を取り巻くモノが人によって違ってきます。「本質の見せ方」「本質をコントロールできる力」が人によって変わってきます。
そして、年齢を重ねるほどに「レール」の部分が強く出て来やすくなるようです。
*状況対応型・目的志向型
臨機応変な対応が得意か? 臨機応変ではなく目的にまっしぐらなタイプか?
状況対応型は、状況に合わせて行動しやすいのですが、逆に、ルールに縛られると力を発揮しにくくなります。
目的志向型は、臨機応変は苦手ですが、目標をキチンと設定する方が力を発揮しやすくなります。
状況対応型は、ピザ屋さんが閉まっていても、近くの美味しそうな店をすぐに探し出そうとします。店の種類は「何でもOK」です。
目的志向型は、せっかく美味しいピザを食べに来たのだから、まずは近くで美味しいピザ屋さんを探そうとします。
*過去回想型・未来展望型
例えば、「リスクと可能性」どちらに重きを置くか?
過去回想型は、リスクに重きを置くタイプ。
未来展望型は、可能性に重きを置くタイプ。
*リレーション
他の人との関係性を考察します。
*相性
もちろん「相性」も参考になります。
タイプ別のアプローチ法を考えることで、人間関係の改善のヒントになる可能性が高いのです。
*「子育て」「部下の指導」にも活用
今までよりも関係性が「スムース」になる可能性が出て来ますので、参考になります。
最後に
今回は、「個性心理学」について、大枠で簡単に説明しました。
さらに詳しく説明すると長くなるので、興味のある方は本を学んでみるのも面白いですよ。
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