本日は2020年2月29日。
4年に一度しか来ない日でしたが、日本も世界も想定外の状況下です。
まさか、新型コロナなんてウィルスが、世界を揺るがす事態を引き起こすとは「想像以上」。
こんな時期のお葬式や法事は
「どうしたら良いの?」
「参列はどうしたら良いの?」
「親戚だけど参列をキャンセルしたら失礼ではないのか?」
「法事(法要)の中止や延期をしても良いのか?」
気になると思います。
そこで、新型コロナウイルスが大流行の兆候がある「この時期のお葬式や法事の参列や行う場合の注意点」などについてシンプルにまとめてみました。
新型コロナウイルスが流行の兆し。お葬式や法事は?
普通の風邪やインフルエンザではない「謎のウイルス」ですので、出来る限り「感染確率は下げた方が良い」です。別紙のような書類は、滅多とお目にかかりません。
お葬式を行う側の注意点
お亡くなりになられた故人様の最後の儀式です。心を込めて送りたいものです。
しかし、いくらお身内でも体調が少しでも悪い場合は、お葬式を行う側であっても、参列しないほうが良いです。
理由としては、
故人様に近しい人は、「抵抗力」が下がっていることが多いからです。
そんな中でも、お葬式を進めなければなりません。
慣れない上に知らないことが多く、気を遣う儀式。さらに夜も遅くなったりしますので、心身ともに負担が掛かります。
特に、喪主の立場の方は、自分が主体となってお葬式の日程や内容を決めなければなりませんので、より負担が掛かる分、要注意です。
本来ならば、しんどくても頑張られると思いますが、体調がとって優れない場合は体調の良い人に仕切って貰うことをおススメします。
喪主や喪主に近い立場の方々で体調が良くない場合は、どうしても決めなければならない事は決めて、お式の参列は避けた方が良いと思います。
もしくは、どうしてものシーンだけ参加するようにし、人との接触を限定することをおススメします。
また、新型コロナウイルスの今の事態が収束するまでは、身内中心のお葬式が良いと感じます。
今のような新型コロナウイルスに要注意をしている時期以外でも、体調を悪くしてお葬式に参加できないことは、誰しも起こる可能性があります。
無理をして自分の容態が悪くなるだけではなく、周囲の方々に移してしまうと良くないです…。
そんな場合は、参列は控えるか場面を限定する方が良いのです。
葬儀の形態を変える方法
現在のコロナ禍では、家族中心や家族だけの少人数のお葬式が中心です。
ところが、お付き合いの関係上、お参りの方々が来られることも想定しなければならないご遺族もあります。
そんな場合は、
下記の2つの方法が実際に行われています。
お式の時間以外の時間に来ていただくご案内をする方法
人が長時間1つの空間に集まることを避けることが出来ます。
「お通夜の前後や葬儀告別式の前にお参りをして式には参列しない」方法です。
*式が始まる直前のお参りはご遺族にとっては動きにくい時間帯で逆に迷惑です。
式の始まる1時間や1時間半前~遅くとも式の始まる30分前までが良い時間帯です。
インターネット参列・オンライン葬儀という方法
数年前から可能ではありましたが「失礼ではないか」という気持ちで普及していなかった「インターネット参列やオンライン葬儀」がコロナ禍を契機に注目されています。
葬儀社に依頼できれば楽で安心なのですが、葬儀社ではまだまだ対応が出来ていない現状です。
設定や接続が出来る方は個人でできます。LINEなどの「テレビ通話」で話しすことが最も簡単な方法です。
最近は、このような「テレビ電話」という選択肢も有ります。
👇「インターネット参列:オンライン葬儀」はこちらでも。
法要(法事)を予定している場合
お葬式は、「しなければならない儀式」です。
火葬場に行って、必ずお別れをしなければなりません。
法要は、縁のあるお身内が集まって故人を偲んで供養する場です。
そして、故人が起点となって、身内が集う場を作ってくれている側面も有ります。
しかし、このような事態ですので、「勇気をもって中止」しても、皆さんは理解をしてくれます。
中止をしないほうが良いのですが、このような想定外の社会問題となった現状では仕方が有りません。
事態が収束に向かうまでは、「仕方がない」と故人も含めて周囲も理解をしてくれます。
もしくは、「家にお寺さんに来て頂いて、家族だけで法要」する。
これだけでも、仏事としては成立しています。
法要を予定通り行う場合は、出席予定の方々には、少しでも体調が悪いと感じるならば「無理をされないように周知するのが施主側のエチケット」と考えます。
また、「施主側も同じく、体調が悪い場合は出席をしないようにするべき」でしょう。
お通夜やお葬式・法事に参列する側の注意点
「たくさんの人が集まる場所には、極力、行かないほうが良い」のが現状です。
お葬式や法事は本当は不要ではなく「必要な外出」、お世話になった人のお葬式なら急いで駆け付けたい「急な外出」です。
ところが、新型コロナウイルス問題が収束するまでは、下記の要領で参列や出席は考えた方が良いでしょう。
体調が少しでも悪いと感じる場合
行きたい気持ちは分かります。
ところが、「体調が少しでも悪いという自覚症状が有るなら」お葬式や法事へは「自分のためにも、ご遺族のためにも、自分の家族のためにも」、勇気を出して出席しないほうが良いです。
体調が悪い訳ではないが、参列に気が進まない場合
出席しないほうが良いと思います。
「故人様に失礼かも?」と思う気持ちも分かりますが、このような想定外の事態ですので、故人様が生きていれば「理解」してくれます。
お通夜・お葬式や法要の時間帯に、
・自分が参列している姿
・焼香や合掌などをしている姿を
イメージしてみてください。
「故人様に思いを馳せる、有難う・お疲れ様と心の中でメッセージを送る」ことで、あなたの気持ちが伝わると私は考えます。
*電話などで「体調が良くないので、行きたいけれども行けない」ことをご遺族に直接伝えれば、誠意は伝わります。
法要に不参加の場合のお供えは?
法要は、法要後に食事をしながら故人を偲びつつ、集まった皆が交流をする場が持たれるのが通例です。
最近では、施主側がお店を予約しますので、不参加の場合は「遅くとも2日前」には施主に連絡するのをおススメします。
参加するつもりが参加できなくなった場合
本来なら参加する場合は、「お金のお供え」や「品物でのお供え」を持参したはずです。
できれば早めに不参加を決めて「お供え」を郵送することも「気配り」でしょう。
法要の場合は、事前か急遽かは分かりませんが、「延期や中止」をされる場合も多いのが現状です。
お身内や親戚の場合
「お葬式もご法要も参列できなかった場合・参列しなかった場合」は、終わられてからの状況や様子を見て、お香典やお供えは持参するか送るかを判断するのが無難だと思います。
身内や親せきではない場合
これから新型コロナウイルスが収束に向かうまでは「身内中心の家族葬」が多いでしょう。
お香典やお供えは持参したりお送りする必要はないと思います。
しかし、故人様やご遺族との関係が分かりませんので、どうしてもの場合は、落ち着いてからor何かの機会(お盆やお彼岸など)に持参するかお送りすれば良いと考えます。
法要が延期された場合
法事が延期や中止になった場合は、お供えは持参したり送ったりする必要は有りません。
*最近のお葬式では、「香典辞退」が主流になってきています。
ところが、実は、「香典辞退」は一般の方々からのお香典をご辞退するのであって、「親戚間や身内の間柄は、これからの付き合いと同様に、今後も変わらぬお付き合いを」という意味でも香典のやり取りはするほうが良いのです。
葬儀に参列する場合・法要に出席する場合
体調が悪くないから参列される場合。
葬式とは、実は「送る側」の気持ちの部分が大きな儀式です。
参列できなかった場合は、後悔するかもしれませんが、体調が悪い場合は仕方がないです。
そんな状態でお見送りをしても、仮に故人様が生きていたとしたら「無理はしないでね」と思われます。
また、無理をしてお葬式後に大きく体調を崩してしまった場合、故人様はきっと喜びません。
参列できなくても、「気持ちで送る」「故人様を偲ぶ」ことが大事なのです。
大事なのは、何かの時に「思い出す・偲ぶ」ことです。
仮に参列できなかったとしても、何かの際に故人を偲べば、喜んでくれることと感じます。
それが、「供養」なのです。
冬の時期のお葬式の注意点
冬にお葬式が多いのは例年の事です。
なぜでしょうか?
「寒いから、心臓や脳の血管など、温度差で亡くなられる」
「寒くて体調が悪くなって風邪などに掛かりやすいから」
ほとんどの方は「温度差」「寒いから」が原因で、冬場の死亡者数が増えると思われます。
ところが、実は、温度差よりも、冬場には「風邪やインフルエンザやノロウイルスなどに掛かりやすい」時期だからです。
気温と湿度の関係なのです。
*うがいと手洗いや顔を洗うなど、参列中のマスク以外にも注意が必要です。
*「睡眠や食事をしっかり摂る・体を冷やさず温かくする」など抵抗力を下げない工夫も必要です!!
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