【葬儀社とは?】選び方とポイント。ネットの場合も解説。

お葬式

最近では、やっと「葬儀社」とか「葬儀社の人」と呼んでもらえるようになりましたが、2010年頃までは「葬儀屋さん」としか言われなったです。

昔は、家業で葬儀を執り行う「葬儀屋さん」なるものがそのエリアのお葬式を一手に引き受けている地域が多かったので、葬儀を任せる会社はたいていは選べませんでした。その地域は1社独占が多かったのです。と言っても、亡くなる人の数も少なく、人の嫌がる仕事ですから、葬儀を仕事にしている人も少なかった時代。その地域にはいくつもの葬儀屋さんは不要でした。

時代も変わって高齢化社会となって、亡くなる人の数が増えた最近では、企業で「葬儀」に取り組む会社が増えました。そんな中で葬儀社が勢力争いをして次々と進出し、今は葬儀社を選べるようになっています。そして、地域ではなく全国規模のネット葬儀社も増えています。

きっとこの記事を読んでいるあなたは、数ある葬儀社の違いが分からなくて検索したことだと思います。昔は地域では数が無くて選べない競争のない業界が、今ではいくつも有って違いが分かりにくくなってます。

そこで、地元の葬儀屋さんからネットの葬儀社まで葬儀業者の違いや選び方やポイントを解説します。




葬儀社とは?葬儀社の種類

葬儀社の種類を成り立ちで大きく分けると3種類。

  • 地元の昔からある「葬儀屋」さん。もしくは、葬儀屋さんから葬儀社に変革して規模が大きくなった葬儀社。

地域とのつながりや歴史は有るが、接客などのクオリティーが高いかどうかは会社によって大きく違う。(教育力の差が大きい)

  • 広範囲で勢力の有る葬儀社・・・もとは地域の葬儀社で有ったり、冠婚葬祭の互助会で有ったり、異業種からの葬儀業界参入組だったり。資本力があるので、広範囲で多店舗展開。企業として葬儀に取り組んでいるので、教育は①よりもしっかりしている傾向が有る。☞スタッフの対応の凸凹は少ない。    例:ベルコ・典礼会館・ティアなど
  • インターネットを活用しての葬儀社・・・インターネット経由の大手葬儀社は、ほぼ歴史の浅い新規参入組。  例:イオン・小さなお葬式・終活ネットなど

「安さ・リーズナブルさ・透明性」を売りにしていて、仕組みを上手に組んでいる。結局は地域の葬儀社はと提携を組み、実務は地域の提携葬儀社に丸投げ。実務を行うのは上記の①と②の中での提携している会社。現在は、ネットやテレビCMなども出来るほどの力を持っていて、今や業界の存在感はかなり大きい。というよりも「影響力は大きくなってしまった」。だから、地域の葬儀社は提携しないと仕事が少なくなってきたので、提携せざるを得なくなっている。もちろん、①②の葬儀社は当然ながら自社のプランは持っているが、収入確保のため、ネットやテレビCMなどを上手く活用している会社のプラン内容で下請けを請け負っている。

※安くなるポイント

ということは、インターネットの会社の下請けをしている地域の会社を見つけて、インターネットの会社に連絡せずに地域の会社に直接に連絡をし、「インターネットの会社の仕事もしているようですが、そちらの会社のプランとどちらが良いのですか?」と問い合わせるのが賢いやり方です。その葬儀社は、インターネット会社経由で仕事が入ると、安いプランの上に紹介手数料まで払わなければならないので、自社のプランを安く設定してくれる場合が多いのです。あくまでも、インターネットの会社のプランとその葬儀社のプランの値段は比較しなければ安くしてくれないので、必ず「どちらが安くてお得なのか?」を尋ねてください。

 

仕組みで分けると4種類。

A・互助会

B・会員制

C・インターネット特化型

D・それ以外

 

Aの互助会

互助会は、日本の高度成長期の1965~1980年台にかけて結婚式場ブームの頃に大きくなったビジネスモデルです。冠婚葬祭で使えるパックを事前購入して分割払いして、結婚や葬式の時に購入したパックを使う方式。

昔の「玉姫殿や平安閣」など。

いまは、「玉姫殿がベルコ」になっているように、どこも昔風な名前から社名変更しているかバブル崩壊後などに潰れているんです。

「互助会は良くない?」

そんな話も聞いたことは有るかもしれませんが、別に悪い仕組みではありません。

経済産業省の許可を受けなければ互助会方式のビジネスは出来ません。

「ビジネスで行われている互助会の仕組み」は一つのビジネスモデルなので、当然、その中で悪い会社も良い会社も有ります。互助会以外の仕組み(上記のBCD)での葬儀社も、良い会社と良くない会社が有ります。

どんな業界でも業態でも「良い会社とそうでない会社」があるので、「すべての互助会が悪い訳ではない」のです。良い会社も普通の会社も良くない会社も有ります。互助会以外の葬儀社が互助会を攻撃している場合も多いのも現実です。

B・会員制

上記の互助会も会員制のようなものですが、互助会ではない会員制度です。簡単に言えば、互助会制度を取っていない葬儀社が、独自の会員制度で、「会員になれば会員割引します」という事前の囲い込みのスタイルです。

AでもBでも「会員になればかなりの割引をします」という場合は、割引前の価格が相場よりも高いことが多いのです。それでなければ、そんな高額の割引が出来るのは、よほどの理由が無い限り不自然と思いませんか?しかし、葬儀業界は、この手の「ウチの会員になればかなりお得です」といって高額割引を前面に打ち出している会社が多い業界です。だから、葬儀社を選ぶときは、「割引額や割引率に惑わされるのではなく、割引後の価格と内容のバランスで判断」してください!!

C・インターネットでの宣伝と集客に特化した会社

家族葬や安い金額設定を前面に打ち出したスタイルです。特徴は「家族葬と安い値段設定」です。昔からある地元の葬儀屋さんや葬儀社や互助会とは違って、インターネット特化型はこれまでのしがらみがない分、葬儀社の発想とは違う新規参入の独自の目線で仕組みを作っています。

 

次に、実際の葬儀社選びのポイントをお伝えします。




葬儀社選びのポイント

葬儀の仕事は「究極の接客業」と言われます。担当スタッフ次第で、葬儀の質は変わると言っても過言ではありません。スタッフ教育が行き届いているかは、葬儀社によって差は有ります。良い会社は、スタッフの質の凸凹が小さいのです。

葬儀スタッフに求められる適正は・・・。

堅すぎず柔らかすぎず、気配りと心配りが出来て、痒いところに手が届き、こちらの要望に先回りしてくれ、こちらが分からないことに対して的確にアドバイスや返答をしてくれて、全体を上手く取りまとめをしてくれる。そんな資質が、本当は葬儀社の仕事には大なり小なりすべて必要です。

だからこそ、スタッフの対応と会社の対応がチェックポイントとなります。

まず、相談をしたスタッフが親切そうか?

葬祭業は、人的サービスの比重が凄く高い仕事です。

信頼できそうな人か、観察してください。

インターネットの会社の場合は、電話をした場合の窓口は電話を受ける専用の「コールセンター」が多いです。しかし、結局は葬儀をするのは地元の提携葬儀社なので、自分のエリアならばどこの葬儀社が担当するのかをそのインターネット会社のホームページ検索や連絡して調べておいてください。そして、その実際に下請けで仕事を担当する葬儀社へ相談に出向くか電話をするかをして、接客対応をチェックしてください。

他のスタッフや会社の雰囲気は?

他のスタッフも親切そうか?信頼できそうか?

相談した人が自分の依頼したときに担当できるとは限りません。

相談した相手以外にも、ほかのスタッフや会社の雰囲気をチェックしてください。

割引や特典ばかりを強調していないか?

割引率や割引額や会員のサービス内容が多ければ多いほど、「なぜ、そこまで割引できるの?」と思いませんか?

割引や特典ばかりを説明や強調して、肝心のお葬式の説明や内容や金額のことをきちんと説明しない会社や説明出来ないスタッフも居ます。

事前相談や事前の仮見積もりに快く応じてくれるか?

事前の仮見積もりを嫌がる会社もあります。

資料の持ち帰りを制限したりキチンとした資料すら無い会社も有ります。

 

実際の葬儀社選びのおススメ

同じような内容で、数社比較検討してみる

まず、どこかの葬儀社でご希望の内容を決めて、それと同じような内容で値段はいくらになるのかを知るために、出来れば2社以上は回ることをおススメします。

葬儀社によってプラン内容も違うし、プラン料金やプラン以外の物品の単価も違います。

金額面をクリアにしたい場合は、同じような内容で比較することです。

最近は地域でいくつかの葬儀社が有るかと思います。選べる時代に変わってきました。

その地域に葬儀社が1社しかない地域も今だに有るかもしれません。その場合、利用者(ご遺族)は「葬儀社は選べない」と思われていますが、少し離れたら別の葬儀社も必ず有るはずなので、地域で探して比較したら良いと考えます。

特に家族葬で執り行うのであれば、交通の便も良くなっています。また、車社会の現代、参列される限られた方々の交通手段を考えれば良いだけですから、近くの葬儀社に依頼しなければならないことは有りません。

家族葬でお葬式をするのであれば、自宅から離れた場所でも全く問題ありません。特に、近所の方々に知られたくないのであれば、とても離れた場所でお葬式を執り行っても、大きな問題が無いどころか、周囲に勘づかれずにお葬式を終わらせることが可能です。

葬儀をする場所が自宅から離れてしまえば近所の方々が参列しにくくなると思われますが、その葬儀をする場所が歩いて行ける距離で無ければ、結局は近所の方々は来にくくなります。車などを使って参列されても不便が無い距離ならば、少し離れていても大差は無いでしょう。

どうしても近所の方々に来ていただきたい場合、自宅から離れた式場や葬儀社を利用するならば、近所までバス送迎できますし、交渉次第ではそういったバスをサービスしてくれます。

ただし、故人が住まれていた市町村以外でお葬式をする場合は、その方が住まれていた市町村の火葬場まで時間が掛かる場合は多いです。また、亡くなった人が住まれていた市町村の火葬場以外を利用すれば火葬料金が高くなったり・他の市町村の住民の火葬を受け付けていない市町村もありますから、この辺りは事前相談の際にきちんと確認をしてください。

トータルで考えて葬儀社を選ぶべきですので、事前相談は重要です。




葬儀社は必要か?

答えは「イエス」です。

我々のような「内容や事情が良く分かっているプロ」でも、自分の身内のお葬式は自分では担当をすることが出来ません。疲れ・悲しみの中、準備や式進行などたくさんのやらなければいけないことがあります・・・

お葬式の段取りや進行まで、疲れている遺族にとっては精神的にも肉体的にも手が回りません。

やはり、プロのサポートが必要です。最近は葬儀社に式を依頼すれば、役所の手続きは代行してくれる場合が多いです。また、葬儀専用会館を利用すればお手伝いも最少人数で最低限のことで済みますので、気を遣わなくて楽です。

色んな意味合いで、葬儀社に頼むと昔に比べてかなり楽になっています。

プロ以外の一般の方は、最初の打合せからお葬式に立ち会われる回数なんて人生で数回有るか無いかです。分からないことだらけの中で、事が進んで行きます。

葬儀社のサポートが心強く思えることが無ければならない仕事です。その会社の接客力は重要なポイントとなるでしょう。

だから、値段的にも接客的にも施設や設備的にも内容的にも総合的に判断して、葬儀社を決めておかれたほうが良いと思います。

 

値段的な部分は、値引き額やサービス品の多さではなく、「同じ程度の内容で最終価格がいくらなのか」がポイントです。

 

 

☟お葬式の費用が気になる方は、こちらもご覧ください☟

【葬儀費用の内訳とは?】お葬式の費用の分類などを分かりやすく説明

家族葬の場合の【気になるお葬式の費用の相場や平均】

コメント

タイトルとURLをコピーしました